あらすじ紹介
チヨダク王国の裁判官になったツカサとその補佐官になったアクト。ある日、王女エクスタシアがかつて召喚したビルが倒壊して死傷者が出てしまう。神官長が王女の責任を追及すると同時に日本の文化や法律を非難し、アクトやツカサたちの糾弾まで始める。エクスタシアを信愛するシロは王女弾劾とも言える裁判を受け入れることができず、妨害まがいの行為でツカサから退廷を命じられてしまった。みんながバラバラになりそうな状況のなか、アクトは神官長の言葉に違和感を覚えて調査を始めるが、その背後にあるツカサが裁くと宣言した「神」を狂信する組織の本性へと辿り着き――? 異世界最高裁判所ファンタジー、ここに再び開廷!
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みんなからのレビュー
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芳樹
31【BW】王女エクスタシアがかつてコピペしたビルが倒壊し、隣接する教会支所が破壊され死者が出る事故が発生。神官長ギルヴァールは国の責任として王女を訴えるが…。”いかにも”な神官長が強大な敵としてアクトたちの前に立ちはだかるクライムサスペンスな今回。彼の絶対の自信を如何にして崩していくかという過程がとてもスリリング。裁判所での対決シーンは息もつかせぬ展開で、のめり込むように読みました。ラブコメ風味も加わり物語の幅が広くなったのも良いですね。犯罪を仕込む邪悪なものにこれからどう立ち向かうのか。続きが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
11かつてエクスタシアが召喚したビルが倒壊する事件が起きる中、神を信奉する教会が裁判で攻めてくる今巻。―――特別にはもう憧れぬ。今自分にできる事を。 ビル倒壊事件をきっかけに教会とぶつかり合う中、潜入調査に赴いたアクトが教会の闇に触れる今巻。言い知れぬ不安に揺れるアクトが裁判の中で自分の役目を見出し、主人公へとなっていく巻であり。前巻とはまた違った熱さと面白さが溢れている巻である。神を裁くために見つけたそのための道。その道を進む為に抱いた願い。果たして彼等の願いの行く末とは。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
ネタバレあり -
マコト
2裁判用語の説明や内容についての説明が前巻よりも少なくなっていて読みやすくなっており、でも裁判要素がなくなったわけでなく要所要所や幕間のコラムで出て来て本作ならではの面白さが楽しめた。 神官長が悪党なのは明白だけどそれをどうやって裁判で追い詰めていくのか、その過程もミステリーみたいで面白かった。 幼い頃から仕えてきた王女と新たに絆が芽生えかけているアクト達の間で揺れ動くシロが健気で可愛い。 続きを読む…
ネタバレあり -
くろ
21巻よりは面白い。敵が悪辣な方が分かりやすいのと、異世界の宗教というカオスがいい感じのスパイスになった。シロちゃんがいいキャラになってきたのもあり、続きが出れば読んでみたい……最優秀賞の箔に期待かな 続きを読む…
ネタバレあり -
木倉兵馬
1前巻と比べるとファンタジー色がだいぶ強まった印象。神(一神教のそれの性格が強い)との対立は避けられないものなのであろう。個人的にはファンタジーバトルより裁判調査に力が入っていると良かったように思う。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/02/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046811806