姫騎士様のヒモ
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姫騎士様のヒモ

悪徳の迷宮都市を舞台に、 一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く!
著者: 白金 透 (著者) / マシマ サキ (イラスト)
シリーズ:姫騎士様のヒモ(電撃文庫)

  • BOOKWALKER電子版
  • Amazon紙書籍

あらすじ紹介

★第28回電撃小説大賞《大賞》受賞作★

 灰と混沌の迷宮都市『灰色の隣人(グレイ・ネイバー)』。
 数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯りの影には、必ず害虫が潜む。そんな掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志し秘宝を求めるダンジョン攻略の急先鋒――そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。
 仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するクズ、そう人は罵る。

 ――しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。

「お前は俺の飼い主(おひめさま)の害になる――だから殺す」
「おい、てめぇ! ただの腰抜けじゃ……ッ!」
「内緒にしてくれよ。俺たちみたいな害虫が何をしているかなんて、彼女は知らなくていいんだ」

 ――彼は自らの手を汚すことを厭わない。

「マシュー、お前は私にとって大切な命綱だ」
「君が必要とする限り、俺はこの手を離さない。言っただろ。俺は君の『ヒモ』だって」

 ――全ては姫騎士様のために。

 選考会騒然! エンタメノベルの新境地をこじ開ける、衝撃の異世界ノワール!

パートナーのおすすめレビュー

  • 姫騎士様を守るために、この世界を生き抜くために”悪”になる

    レオン
    レオン
    第28回電撃小説大賞《大賞》を受賞したのは、退廃した街で繰り広げられるノワール・ファンタジーだよ。

    『真紅の姫騎士』アルウィンは、有数の冒険者パーティのリーダーにして亡国の元王女。その目的は、願いを叶える秘宝『星命結晶』によって国土を奪還すること。彼女こそ崇高な目標を掲げた王道の主人公に見えるよね。

    けれど、この小説の主人公は彼女ではない。姫騎士の”ヒモ”で元冒険者のマシューなんだ。マシューは姫騎士が稼いだ金を博打や女に使うようなクズ男で、喧嘩も弱いから迷宮では役立たず。

    そんな彼が真価を発揮する場所が迷宮の『外』。娼婦と薬物中毒者で溢れた街なんだ。姫騎士の命を密かに狙う悪党も大勢いるよ。
    だけど姫騎士に迫る魔の手は、マシューが徹底的に排除するんだ。彼女を守るためには、どんな卑怯な手も使う。時には殺人や拷問すら厭わないのさ。

    悪人ばかりの世界を生き抜くために”悪”になる。残酷なことだけれど、愛する人のために手を汚せるマシューは、とても優しい人なのかもしれないね。愛と悪で彩られた壮絶な異世界ノワールをその目に焼き付けてほしいな
  • 喧嘩の弱いクズ男だけど、やる時は徹底的にやる! その正体とは…?

    ディアナ
    ディアナ
    この小説には色んなクズが登場する中、強くて凛々しい姫騎士・アルウィンが良心なんスよ。でも、ヒモ男のマシューに身も心も奪われちゃってるんスよね。口では否定していても、マシューに髪を撫でられたり、甘く囁かれると乙女みたいに赤面しちゃうんス。 高潔な姫騎士がクズ男に籠絡されてると思うと、なんとも言えない気持ちッスねぇ。

    それでもマシューを憎みきれないんスよ。ヒモだけあって女心をくすぐるテクはあるし、料理も上手。意外と面倒見も良くて、人助けだってしちゃうんス。ジョーク混じりの語り口も軽妙で、姫騎士から愛されるのも人脈が豊富なのも納得ッスね。

    女に甘いマシューッスけど、身内を傷つけようとする敵には容赦しないッス! 姫騎士を狙う男の首をいとも容易くボキッとヤッたり、武装した無数の敵相手には丸太一本で無双しちゃうんスよ!

    自称・喧嘩の弱い非力男のどこにそんな怪力が秘められているのか。このヒモ、なんか訳アリのようッスね……! 普段はダメダメな主人公が実力を隠す展開はそそるッス~!

    ミステリアスでダーティーな主人公やダークな世界感が好きな人には、ブッ刺さること間違いなしのシブくて骨太なファンタジーッスよ!

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • ばたやん@かみがた

    《大義滅親》これは底無しだな。破滅へと転落しかかっている姫君を助け続ける営みが、身を持ち崩したクズ共(社会の底まで落ちぶれ、人に蔑まれるだけの存在の描写が秀逸である。)はおろか、将来に渡って有為であろう親しい味方を滅ぼしてしまうことにつながるとは。正しく「大義親を滅す」。冒険の勲しもなく、興国の栄光もあり得ない。ただ、黄泉の中の更なる暗がりに活を求めざるを得ないこの男女コンビ、そして物語に救いはあるのか? 続きを読む…

    ネタバレあり
  • オセロ

    どうしようもない町で、自らの信念に基づき行動するマシューが様々な問題を解決していく様子は爽快感がありましたが、マシューの話し方や行動基準が合うかどうかで読み手を選びそうだなと。個人的には洋画をラノベにしたらこんな感じになるのかな、という雰囲気が好きでした。力を制限されたマシューが様々な問題を解決する一方で、己の目的を達成することが出来るのか、続きが楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 如水

    21年度の電撃小説大賞作品。感想は…確かにノワール(暗黒=闇社会)小説。ちょっと前にCMでバンバン流れてたので気になってはいたんですが…出て来る登場人物ほぼ全員?が何か闇を抱えている。主人公は祖国復興の為、迷宮攻略に勤しむ元姫であり一流冒険者の『ヒモ野郎』事マシュー。マジでヒモ🤣元姫様に小遣いをせびり呑み歩く…見たいな話がだらだら続くなら読みません💢実はマシューは…と言う所がミソでギャップ萌えには程遠く、爽快感も無くただ闇の深淵が覆い被さって来る様な話。人の業って深いですなぁ…何か魅せられる御話です。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    灰と混沌の迷宮都市を舞台に、クズな元冒険者・マシューと、その飼い主で亡国の再興を目指す姫騎士アルウィンの生き様を描くファンタジー。仕事もせず喧嘩も弱い腰抜けで、小遣いを酒と博打で浪費するマシュー、掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花で彼を大切な命綱と考えるアルウィン。彼らが巻き込まれるトラブルの中で徐々に明らかになってゆくそれぞれの事情、そして見えてくる二人の関係とかけがえのない絆。迷い、葛藤しながらも大切なもののために生きる二人の矜持がなかなか印象的な物語でしたけど、この先にいつか希望を見出してほしいですね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ホシナーたかはし

    とっても電撃文庫らしくない(誉め言葉)、どちらかといえば講談社ノベルスか朝日ソノラマか角川文庫レーベルで出版しそうな作品。剣と魔法の世界なのに、舞台の中心はダンジョンを抱えている街、冒険者はホントの意味でアウトロー、人身から薬物まで売買、極めつけは主人公が屑で下種。これでよく編集部はOK出したと感心します。とはいえ、二巻で日和ったりダラダラしだしたら速攻でつまらなくなりそう。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/02/10
  • 定価
    748円(本体680円+税)
  • ISBN
    9784049142150

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