みんなからのレビュー

• 524

  2021/12/25

  7

  ☆7　【西からきたアイツ】酒池肉林を願ったとある青年が競走馬に転生し、サラブレッドとして生活を送るスポーツコメディ。Web版既読。ライトノベルというジャンルにおいて競馬を扱った作品というのは聞いたことがないが、本作はそんな競馬をまっとうに扱ったWeb小説が待望の書籍化。転生要素は正直フレーバー程度でしかなく、馬視点、人視点どちらからみても熱いスポーツモノである。であるのだが同時に馬の可愛さも楽しめる。【お気に入りキャラ：縦川友則】 続きを読む…

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• 八岐

  2021/12/25

  5

  ★★★★　これはサタンマルッコという名の競走馬の物語である。同時に一頭の馬を語る際、それはその馬に関わる多くの人たちの人間ドラマにもなる。一頭の馬の走りに人々は夢を見る。夢を賭ける。その走りに一喜一憂し、時に人生を捧げるのだ。調教師も厩務員もファンも競馬記者も、一頭の馬に同じ夢を追う。そして騎手は一心同体、馬と共に夢を駆ける。その姿のなんと美しく熱く胸を打つものか。競馬好きな人にも競馬を知らない人にも、その熱さと面白さを伝えてくれる作品でした。マルッコの生意気でアホで人懐っこいキャラはやっぱいいなあ。 続きを読む…

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• シルフィー

  2021/12/26

  5

  web版読破直後になんとなく購入。馬のことは何も知らないのだけど(ウマ娘やったことない)、結構面白かった。ただ、変なことを超常の存在に願った人物とサタンマルッコの間にもう一回馬生が入っている(冒頭登場のネジュセルクル)ってのは初読には分かりにくいような気がするのと、webでは男性だった厩舎員が書籍では女性に変更されているのが名前だけで、彼女の口調がほぼ男性だったり掲示板描写(おっさんsと書かれている)のが合致しなかったりと粗も見える。勢いはあるのでたぶん競馬かウマ娘好きは読んで損はない、はず。 続きを読む…

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• 史

  2022/03/07

  3

  すげえなあ。ガチガチの競走馬物語。ネット小説という枠組みの広さが全て出ている。勝負の世界には当事者だけではなく、それがスポーツとなればファンもいる。夢を見せる界隈のその全てを見せつけた物語。その熱さは、フィクションであっても変わらないだろうと改めて認知させてくれる。感無量です。面白かった！ 続きを読む…

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• 菊地

  2022/02/22

  1

  「人間が馬に転生」という要素がどう出るかと思ったけど、一番最初を除けば「馬」視点は出てこないから「頭のいい競走馬」が出てくる範疇に納まっており、様々な立場の人達のドラマがギュッと詰まった割と正統派な競馬小説だった。大好き。 あまりにテンポが良過ぎててこの1冊でかなりまとまってしまっているので、続きが出てくるか心配。海外挑戦まで読みたいので続巻を期待しています。 続きを読む…

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