楽園殺し 2 最後の弾丸
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楽園殺し 2 最後の弾丸

偉大都市に牙を剥く犯罪組織「狼士会」。その潜伏先に赴いた粛清官たちが各々交戦する中、シルヴィは単身で主犯ルーガルーに接敵する。完璧を目指すか、それとも死ぬかーー交錯する運命の復讐劇はついに最終局面へ。
呂暇郁夫 (著) / ろるあ (イラスト)
シリーズ:楽園殺し(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

わたしは完璧を目指したーー。

「ひさしぶりだな、バレト候補生」
「狼士会首領、ルーガルー……粛清するわ」



ついに砂塵兵器を稼働させたルーガルー。
その計画の完遂を防ぐため、シルヴィは決死の粛清戦に臨む。

かつて近接戦最強と謳われた強敵を前に、シルヴィの立てた戦略はーー



「さようなら、チューミー」

「あのとき、本当はなんて言うつもりだったの?」



ーー交錯する白と黒。2人の少女、1つの運命。



獣人麻薬を巡る至高の復讐劇は、思いも寄らぬ最終局面(クライマックス)へ。



「嘘をつくとき、そっと目を伏せる。あなたの仕草が、大好きだったの」



その日。渇いた夜空を割るような、最後の銃声が響いた。

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みんなからのレビュー

  • よっち

    ついに砂塵兵器を稼働させたルーガルー。その計画の完遂を防ぐため、かつて近接戦最強と謳われた強敵を相手にシルヴィは決死の粛清戦に臨む第二弾。脱獄した人形遣いも引き込んだ獣人麻薬を巡る至高の復讐劇。圧倒的な力で粛清官を蹂躙してゆくルーガルー、完璧を目指す自らの矜持を打ち砕かれたシルヴィの失意、そして彼女を意識する元パートナー・リリスの思い。過去の因縁やそれぞれの複雑な思いが交錯する中での決死の粛清戦でしたけど、不穏な予感しかなかった前巻から、それを見事乗り越えてみせたシルヴィにはぐっと来るものがありましたね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ひぬ

    ルーガルーのもとに単身で向かうシルヴィ。完膚なきまでに叩きのめされ、失意に陥ってしまう彼女ですが、リリスの励ましによって彼女は復活します。そして全ては最終決戦にて一度は敗れた相手に挑むシルヴィ、そしてその下で人形遣いに挑むシン。この構図が本当に好きです。それにしてもシンが砂塵能力保持者になったのは驚きました。最後は王道を突っ走っていましたが、それがむしろ良かったです。今回はアクションシーンも多く、読み応えがありました。ここで一旦区切りですが、真の黒幕がいそうなので続刊が欲しいところ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • アウル

    砂塵兵器を起動させたルーガルー。その計画の完遂を防ぐためにシルヴィは元上官に向かって決死の戦いを挑む事になる...な話。圧倒的な実力でシルヴィの心をへし折ったルーガルー、このまま計画は遂行されてしまうのかと思っていたが元パートナーであるリリスの励ましがシルヴィを立ち上がらせるシーンは良かったし、シンがリィリンに言った言葉も良かったわ。辛くも計画を阻止することが出来たがまだまだ不穏な動きがあり果たしてここからどうなっていくのか楽しみだわ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    上下間構成故の繋がる表紙はラノベでは中々ない。 さて、前巻で溜まりに溜まった舞台は、王道を貫いて閉幕した。主役の挫折と奮起、相棒の喪失と復活、そして悪役の野望と罪悪感。 その全てを丁寧に過去回想で表現することで、重みは増したものの、展開自体は1巻で表現し切れたのでは、という感想も浮かぶ。 キャラの過去とバトルの因縁をつけるため、巡り巡る展開を読者に見せるが、展開が鈍重になるのはバランスとって欲しい所。 が、それだけやった分、シルヴィの吹っ切れとプロローグとの対比は満足。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • みどり

    読了。割と一気読み。 今回やはりシルヴィが熱かったです。一つの事件は片付いても、ほかのたくさんの伏線(とも言えないほど大きな問題各種)が残ったまま、どうやらこれで「完」とか。ちょっと残念。敵も味方もまだまだいろいろ読みたい人物沢山だし、もちろんシンとシルヴィがどうなるかも気になります。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/09/17
  • 定価
    704円(本体640円+税)
  • ISBN
    9784094530261

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