あらすじ紹介
人間不信デイトレーダーの理人と、夢を追う女子高生の灯香。タイムマシンを作るという灯香の夢への出資のため同居生活を送っていた二人の下へ、理人の株の師匠筋となる白銀吟子がやってきた。「これから吟子師匠もうちで暮らすことになるから」「ええええええ!」破天荒な吟子の行動に振り回される灯香は、やがて理人に対する不安も募って……「もっと、灯香のことを見て……?」そんななか、どうにか灯香と吟子の仲を取り繕うためにみんなで海に行くことに。スイカ割りや宝探しと楽しむ一行だったが、吟子にはとある秘密があって……。人間不信デイトレーダーとひたすら夢を追う女子高生の不器用だけど温かい同居生活、第2弾!
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みんなからのレビュー
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佐治駿河
20デイトレードのような株式投資であるキャピタルゲインを中心とした投資では資産を増やすことが目的であり目標となりますが、ある程度資産が増えるとインカムゲインへと移行していくことが多いですよね。また、投資の才能のある人は資産を増やすことが目的ではなく、その資産の利用してその先の夢を追いかけているように見受けられます。深読みすれば本作の主人公は夢を託すためにヒロインに投資し始めたと考えることもできますかね? 続きを読む…
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のれん
14株に関してど素人の私だが、一日で2000万円スッたら怒るどころか気を失う自信はあるw タイムマシンという要素が離れていき、どうやらテーマだった金では買えない情について絞られていくようになった。 師匠を始めとした株関係の知り合いのキャラは面白いが、資金力でムチャクチャやる展開がゆったりで、一般人とはいえ既に凄い金持ち連中なので逆転感も薄くイマイチ盛り上がれない。 布石とか心情描写もあるけれど目を引くかと言われると……金の持つ魔力とそれに抗う人の意思をもっと描いて欲しいと思った。 続きを読む…
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かっぱ
10吟子の過去に迫るシリーズ2弾。前巻で押し出されていたタイムマシンには蓋をして終始描かれるのはお金の話「未来の話ができるっていいね」そう口にした吟子の人となりの裏側には胸が熱くなった。株と巡り会った理人が死に場所を探さなくなったのは彼女を死なせないためだ。人が生きていく上でお金は常に付いて回る。資本主義の社会ではお金こそが正義で。それに目を瞑ってしまいたくなることもある。けれどそれは同時にお金が人と人とを繋げているということ。他でもない吟子が未来に願うから祈りとしての価値はそれこそ値札は付けられないと思った 続きを読む…
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リク@ぼっち党員
6運も知識もない人間が生半可な気持ちで株に手を出すことはただの自殺だということはよくわかった。秒で2000万円が飛ぶとか、目の前が真っ白になるわ…。というように株の話も多いけど、ヒューマンドラマな要素も強かった。資本主義社会で生きていくにはお金が必須。だからこそ根本的にお金と人生はくっついてるもので、そこを深掘りすることが劇的な出会いや展開に繋がるのだろう。そして当然お金で買えないものもある。今後のテーマはそこになってきそうなので、どう掘り下げていくのか期待。 続きを読む…
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真白優樹
5理人と灯香が相変わらずの日々を過ごす中、突如として転がり込んできた理人の師匠、吟子が騒動の中心となる今巻。―――捨てる世界で、それでもこれだけは。 生半可な気持ちだけでは、運だけでは生きていけぬ。そんな投資の世界の危険さも描写される中、吟子の登場により灯香の心が揺れる、切なさともどかしさが高まる、更に面白さが多様性を持ちだす巻である。託され受け取り前へ。果たして、敵も多い理人はこの世界で生き残れるのか。いつか幻視した、破滅の時が訪れてしまうのだろうか。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/09/25
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784046806970