あらすじ紹介
王国は魔族との関係性を踏まえ、五年に一度行われる帝国への親善訪問をより短いスパンで、より有意義なものとすべく、新たに親善友好団を創設した。団長にはヴァルド王太子が就き、付き添いの若き大貴族としてヴェルが選ばれ、一行は帝国へ赴く。
だが蓋をあけてみれば、そんな大義名分とは裏腹に、ヴェルへ親善友好団参加という休暇を与え、親密になりたいヴァルドと、ヴェルと昆虫採集に勤しむペーターの姿がそこにあった。
一方、新しい魔族の国を作るべく旅立ったオットーたちは、古代魔法文明の遺産を求め帝国の北、極北の大地へとたどり着いていた。人も魔族も住めないこの手つかずの大地に、世界を統べるための遺産が眠っていると信じて……。
そして親善友好団の日程を終えたヴェルたちもまた、極北の大地へ向かった。王国、帝国、ともにこの地の調査と、氷の下に眠る魔道具の入手が目的だというが、はたして……。
偶然にも名だたる曲者たちが集ってしまったこの極寒の地より、新たな物語が動き出す!
みんなのデータ
-
3評価する
-
3読みたい
みんなからのレビュー
-
こも 零細企業営業
18南の島を探索してると思ったら、今度は帝国と北の北極圏の土地を探検兼測量競争。そんな事をしながらも、皇帝ペーターと王国の王太子は主人公達のペース(基地)で密談。何だかんだと外交をしてしまう、それに利用され許容する主人公、、最後は魔物を狩すぎて、ヌシが出てきて主人公達が討伐して終わり。今回はマッチョ導師は競う側ってのが新鮮だったな。。そして、導師の非常識さが際立ってた。そんな導師の個性が埋没してしまう主人公達のパーティーって、、まぁ、主人公達って導師の弟子だもんな。 続きを読む…
ネタバレあり -
バーボン
10『世界征服同盟』党首オットーの極北の大地での古代文明遺産の捜索。親善友好団の創設、王太子とヴェルは帝国へ。ペーターとエメラに便乗してテレーゼと結婚式。極寒の大陸へ。ベッケンバウアーの新型魔導ソリ。アイスアーマードラゴン。巻末おまけ『アマーリエの憂鬱』。 続きを読む…
ネタバレあり -
cycle
6北極圏が舞台。エリーゼはハンドルを握ると人格が変わるタイプのスピード狂。古代魔法文明の遺物が本当にあったのね。 続きを読む…
ネタバレあり -
ちゃか
4帝国と王国の交流自体は、今回問題なく行えていましたが。 その後、各国それぞれの目的で極北の地の調査を行うことになって。魔族の危険思想持った勢力もその地に足を運んでいて混沌としてましたねぇ。 魔族のオットー達、支援もろくに集められてない勢力でありつつ、今回は目的達成してしまってるので変な運はあるんだよなぁ。面倒なことです。 あの装置が彼らの望んだ兵器とかじゃなくて、天体望遠鏡的な何かだったらいっそ面白いんですが、さて。 続きを読む…
ネタバレあり -
eucalmelon
4ヴァルド殿下の隠密「シャドウ」、ペンギンの着ぐるみを作るなんて、器用だ。でも、実は目立っているんでは?フィリーネに「一人になりたいペンギン」と言われているし。 アマーリエの従妹、何とうっとうしい奴。ヴェルのハーレムっぽい話ばかりかと思ったら、あったじゃない、渡鬼っぽい話。優雅な生活を自慢した手紙を送ってくるなんて、暇なのか趣味なのか?きっと、後の方だろう。まあ、最後は盛大に自爆しているから、自業自得ということで…。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2021/08/25
-
定価1430円(本体1300円+税)
-
ISBN9784046806949