
あらすじ紹介
高校3年の夏、俺はあやせから桐乃の趣味について相談され、一緒に夏コミに来ていた。そこで会ったのはメルルのコスプレをした加奈子だった。
「ねぇ、あんたさー。加奈子とどっかで、会ったことね?」
聡い彼女は俺が偽マネージャーと同一人物だったことを指摘し、脅してきやがった。俺は桐乃の趣味がバレないよう、加奈子に従うことにしたが――
さんざん振り回されて、喧嘩をして、知らなかった一面を見せられて……俺たちの関係は急速に変化していく。
夏コミ3日目の、あの瞬間から始まるifストーリー。
これは、俺とあやせの物語じゃない。俺と黒猫の物語でも、俺と妹の物語でもない。――俺と加奈子の物語だ。
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みんなからのレビュー
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ponpon
63IFシリーズで、ヒロインは加奈子。PSPゲームシナリオ由来とのこと。容姿や言動の突飛さ故に第一印象の悪いキャラクターだが、その内面は一途な女性で京介もそこに惹かれていったのだろう。交際を皆から反対される四面楚歌であっても思いを貫き通す強い姿。クライマックスは、あやせと黒猫に啖呵を切るシーンですね。本当に印象深いです。あと京介の父母がデレている遣り取りとか、ラスボス・麻奈実との対峙など短い物語ながらも見所満載です。IF版もこれで終わりなのかな?本編で最後は涙を呑んだ彼女等の笑顔を見れて良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
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星野流人
43俺妹のPSPゲームに収録されていた加奈子ルートの加筆小説化版。自分は俺妹では加奈子がいちばん好きだったので、ゲームもやってなかった身としてはとてもありがたいノベライズ作品でした。とにかくまあ加奈子の魅力的なとこ詰め合わせみたいな内容で、とても良かったです。京介との交際を誰からも祝福されない中で啖呵を切るあたりは加奈子らしさに溢れていました。あとはやはりこのifルートでも最後に立ちふさがるラスボスは麻奈実でした。本当に……麻奈実って人は。 最後に幸せそうな加奈子を見れて終われて良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
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桜庭かなめ
37俺妹は原作とアニメだけ追っていたので、彼女のif小説を読める日が来るとは思わなかった。あやせでも黒猫でも、桐乃というラスボスの存在があったけど、加奈子の場合は桐乃はもちろん、あやせと黒猫、沙織、京介の両親なども付き合うことを反対する流れになるとは。加奈子の家庭が複雑なのもあってか、他のifとは違い家族のシーンが多かったな。「家族」が一つのテーマなのかも。終盤、あやせと黒猫に「京介と別れるくらいなら、桐乃を泣かせた方がいい」ときっぱり言ったのが良かった。またいつか、何らかの形で俺妹を読みたいな。 続きを読む…
ネタバレあり
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kid
33第17巻加奈子if、初登場のイメージでは難ありだったが、この物語はギャップも含め、加奈子がとても素敵なヒロインに感じた。短い物語の中に京介が加奈子に惚れたこともしっかり描かれている。京介との交際を誰からも祝福されない中で、加奈子の心情、行動がとても良かった。あやせと黒猫に呼び出された加奈子。そこで加奈子が京介への想いを2人に対して啖呵を切るところが、とても熱く、あつく。加奈子らしさに溢れていました。そして桐乃の一生のお願いにグッと来た。最後に幸せそうな加奈子を見られて良かったです。伏見先生お疲れ様でした。 続きを読む…
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よっち
28高校3年の夏、俺はあやせから桐乃の趣味について相談され、一緒に夏コミに来ていた。そこで会ったのはメルルのコスプレをした加奈子だった。夏コミ3日目のあの瞬間から始まるifストーリー。京介が偽マネージャーと同一人物だったことに気づき脅してきた加奈子。奴隷のように散々振り回していたはずが、なぜか急速に変化していく二人の関係。最初は京介の父親、そして桐乃や友人にも京介との仲を祝福してもらえなかった加奈子が、麻奈美を師匠に特訓して一生懸命頑張って周囲にもようやく認められて、京介と幸せになる姿がとても印象的でしたね。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/09/10
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784049134452