あらすじ紹介
――祝福の産声。
――HP0。
相川渦波は死んだ(・・・)。
世界の『一番』は『星の理を盗むもの』ラグネ・カイクヲラ。
カナミの肉体はラグネが所持し、彼女に付き従うは『血の理を盗むもの』ファフナー。
……それでも。
『光の理を盗むもの』ノスフィーはそれでも誓う。
人生の全てを『代償』として本当の『魔法』に至り、『お父様(カナミ)』を生き返らせるために。
ノスフィーはカナミの肉体を奪還するべく、ラスティアラたちとフーズヤーズ城突入作戦を開始する――。
全てはこの光満ちる『頂上』で、産声をあげるために。
みんなからのレビュー
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よっち
32彼の肉体を所持し、『血の理を盗むもの』ファフナーを従える『星の理を盗むもの』ラグネ。一番を目指し突き進む彼女を相手に、全人生を代償としたノスフィーがラスティアラたちとフーズヤーズ城突入作戦を開始する第十六弾。圧倒的な力で立ち向かうものを蹂躙するラグネ。カナミやラグネの過去も明らかになってゆく中で、大切なものを取り戻すため傷つくことも厭わずに突き進む献身的なノスフィーがとても眩しかったです。これだけ激動の展開が続いたわりには納得の決着でしたけど、でもほんとにヤバそうな気がするのはこれからなんですよね...。 続きを読む…
ネタバレあり -
ランドセル太郎
17最初は決して好印象は持てなかったノスフィー。しかし、全ての代償を受けながらも純粋な心で父を慕う娘には、好印象を持たざるを得なくなりました。本編には表紙の描写はなかったけど、この表紙は全てを物語っているといっても過言じゃないなと思いました。ママに愛されるため世界の「一番」を執拗に狙うラグネと、ノスフィーによって生き返ったカナミの最終決戦。両者の過去は違うようで似ていて、なんなら鏡そのものでした。あんなに可愛らしかったラグネが全て演技だったとは未だに信じたくない…。 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
16いやぁ、すげぇ。凄かった。このスケールのデカい戦いが好きだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
12最初から本作は本音のぶつけあいが激しい作品だったが、中でも本作は感情のデカさが違う。 「嫌いだけど家族」という作品は数多いが、好きという感情を生きるための偽物だとした上で、それも自分なのだというムチャクチャで、愛おしい結論は凄いと思った。 結局相手を信じ切れない二人は家族に愛されなかったわけだけど、一切の曇りなく父を愛したノスフィーは夢を叶えた。この対比に信じる無償の愛の強さを感じる。 さぁカナミが信じる愛とは誰へのものだろうか。 その強さを持ってして初めて妹という名のラスボスに相見えることが出来たのだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
11あぁ…終わって、始まる…。世界の『一番』を目指すラグネの本当の生きる意味とあまりに遠く、ささやかな願いを求めるノスフィーの最期が、ついに…。合わせ鏡も同然の親和と親を想う子の願い、どうしようもなく確認したくなくて…それでも素直な光に包まれ直視させられる真実。苦難に満ちた道程を歩ききった切なさと晴れやかさ、そして美しすぎる舞台の上で人生を描ききってみせられて…webは既読なのですけど、放心状態になる読後感…。痛みを越えた『代わり』に宝空…戻れない後悔と未練…散りばめられた情景に至るまで一言一言が名文でした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/08/25
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定価935円(本体850円+税)
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ISBN9784865549799