あらすじ紹介
伯爵令嬢シェイラの前世は、100年前に命を落とした女王・アレクシア。
転生者だと隠して後宮に上がったシェイラだが、国王・フェリクスには前世の初恋の人、従騎士のクラウスの面影が!?
互いの正体を明かして、想いも通じ合う……はずが「今世はいくらでも君のことを守れる」彼が見つめるのは私(シェイラ)? それとも――。
“ずっと隣にいる”前世の約束に縛られた2人はすれ違い始めて……!?
時を超えて結ばれる初恋ロマンス!
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みんなからのレビュー
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ラナンキュラス
46読み友さんレビューを読んで。クーデターで従騎士ヒーローと共に命を落とした女王ヒロインは、100年後伯爵令嬢として生まれ変わるが。『陛下は私が~』という副タイトルからすれ違いが長く続くのかな?と思って読んだら、案外早い時点でお互い気づいてしまうので想像していた切なさはあまりなかったよ(笑)。でも私はあまりにもすれ違い過ぎると途中で辛くなってしまうのでちょうどいい塩梅だったし、ヒーローの騎士らしい一途な感じも良かった。普通女同士のバトルがありそうな後宮で令嬢達がみないい子でお茶会のシーンが楽しかったなあ。 続きを読む…
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きいろわんこ
17電子書籍●コミカライズから。前世であるアレクシア女王の記憶を取り戻したシェイラは、自身が輪廻転生を果たしたことを悟るが既に百年が経過していた。輪廻転生を果たした者は前世の未練を解消出来なければ前世と同じ年齢で亡くなるが、精霊と契約し解決の糸口が残されていると聞き、同じ時代に前世で愛した従騎士・クラウスも転生している可能性に気付く、やり直しもの。物語早々に転生したクラウス(フェリクス)と再会し想いを通じ合わせるけれど、せっかく女王×騎士→伯爵令嬢×国王で身分逆転したのでもう少し甘さが欲しかったかな。★5 続きを読む…
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ころころ
16伯爵令嬢ヒロインは6歳の時に自分の前世が100年前にクーデターで命を落としたこの国の王女だったこと思い出す。彼女の前世の最後の記憶は当時の従騎士への想いで…という出だし。 前世は王女とその従騎士、転生後は伯爵令嬢と国王。前世は身分的に想いを伝えることができず、転生後はお互いが大切に思っているものが現在なのか前世なのかが分からなくてジレジレ展開に。転生ものにしては前世に気付くのが案外早くすれ違いの切なさは殆どない。でも前世の自分の心残り解消のために腐心するヒーローにモヤモヤしているヒロインで切なさを補充。 続きを読む…
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TAMA
15先が読めない展開(最終着地点はわかってるけど)と王道なあれこれで楽しく読めました。そんなにも前世のしがらみを忘れないようだと生きにくかろうとも思うけれど、重い十字架なんだろうとも。「だって仕方なかったんだもん」よりはましかな 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
12百年前に謀反で命を落とした女王アレクシアの生まれ変わりの伯爵令嬢シェイラ。転生者であることを隠して上がった後宮で前世の想い人クラウスの面影を持つ国王フェリクスと出会ったことから始まる初恋ロマンス。転生の条件と転生後の制約といった設定がなかなか面白い。前世で両片想いの二人が現世では微妙に気持ちがすれ違い、ここに過去の因縁と絡まることで物語を盛り上げているのも楽しい。後宮の側室たちとの愉快なやり取りがシェイラを取り巻く陰鬱な雰囲気を一掃する清涼剤になっているのも良い。エピローグも爽やかで素敵な読後感だった。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/09/01
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784041117668
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
国王(元・従騎士)の想いは本物? 100年後の世界で初恋のやり直しです
前世の想いを抱え後宮入りしたシェイラの前に現れたのは、国王フェリクス。そう、かつての従騎士です! あぁ……なんとロマンチックな巡り合わせでしょう! 前世では立場上、女王を抱きしめることが出来なかった彼も、今世では国王。体をいたわり、望むものはなんでも与え、正妃として求婚する! 前世とは立場が逆転し、過去に注げなかった愛情を、思う存分注ぐのです!
一方シェイラの方は多少の戸惑いを感じているようで……。フェリクスが前世同様の呼び名で呼ぶため、彼がシェイラとしての自分を見てくれていないのではと不安に思ってしまうのです。私には彼の想いは本物のように思えるのですが……真実はどうでしょうね?
すれ違いを繰り返しながら再び絆を深めていく2人の様子はまさに初恋のやり直し。甘酸っぱくてもどかしいこと受け合いですよ?
魔法が使えなくなってもくじけない!! シェイラの健気さに心惹かれるよ
そこで彼女が考えたのが魔法陣を描くこと。この世界で魔法を発動するには、個人の魔力量じゃなく魔法陣の精度が重要らしいんだけど、その点、彼女の描く魔法陣は前世仕込みの一級品! 転移魔法に防御魔法と複雑な魔法陣を次々と描いていくんだ。魔力がないなら魔法陣を描けばいいだなんて、これはシェイラじゃないとできない、すっごいことみたい。それで、事業を立ち上げたり、没落しかけの家を救っちゃうんだから、カッコイイと思わない!?
そして、この得意の魔法陣がきっかけでクラウスの転生者・フェリクスとも再会を果たすんだ。彼に渡した魔法陣の癖が前世と一緒だったらしいんだけど……転生してまで彼女の魔法陣を覚えているなんて、クラウスも彼女のことずっと好きだったって事だよね!
この物語の転生者は、みんな前世に後悔を抱えながら死んでいった人たち。それでも、前向きに生きる彼女たちの姿には勇気が湧いてくるんだ!