あらすじ紹介
ブレイズマンが死んだ。圧倒的なヒーローの喪失、ちらつく《フォールド》の影──世間が少しずつ不穏な空気に包まれていく一方で、春樹たちは平和な日々を過ごしていた。
ところが、見覚えのある日傘を差した少女が春樹の前に現れたその日から、彼らは再び命を賭けた争いに巻き込まれていく。「ブレイズマンの跡を継ぐ」謎の赤髪の少女、アポトーシスの意志を継ぐ存在、そして《フォールド》という怪物に身を委ねてしまう「普通だった」人間たち──宿敵同士の宿命の争いの渦中で、春樹は、小夏は生き延びるために必死であらがうが──!
命を賭けて、命を稼ぐ。怪物に貶められてしまった日陰者たちが送る青春奇譚。第17回MF文庫Jライトノベル新人賞《審査員特別賞》受賞作、第二弾!
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みんなからのレビュー
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アウル
21アポトーシスを撃破し、ヒーローであるブレイズマンは死んだ。ヒーローがいなくなったがまだまだ《フォールド》の影に怯える市民だが、春樹達は平和な日常を取り戻し過ごしていたが、見慣れた日傘を持つ少女と会った事により再び命を賭けた戦いに巻き込まれていく第二巻。善と悪、お互いの遺志を引き継ぐ存在が登場し残された者たちがお互いに主張をぶつけ合う戦いは熱い。小夏がめっちゃ活躍してたな。春樹達は影ながらも導いていけるのかも気になる所だしどうなっていくのか楽しみだが三巻出るかな? 続きを読む…
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のれん
11なるほど魔女も死を超越せんとした人間であったのか。 であるなら第二第三のヴィランが現れることは必須であるわけだ。 今回はヒーロー誕生にスポットを当てている。 見ず知らずの人を助けたいという願いを実行できる彼女の側にいるために。正しい義とは己が信念を貫き、恥じない人生を生きることだ。 お約束の警察側に気づかれそうで気づかれない所は踏襲し上手く使ってる。お約束こそ丁寧にネタばらしして欲しい所。 ただ、今回は進みが遅く、展開上ケリがついてない。次巻でそれぞれのキャラ主張など一段落つくと良いのだが。 続きを読む…
ネタバレあり -
かっぱ
11完全無敗のヒーローであるブレイズマンを亡くしたその後の世界を描いたシリーズ2弾。悪が滅んでも、正義の味方が命を落としても、世界は回り続ける。《フォールズ》も姿を消し、平穏が帰ってくるかと思われた世界に現れたのはアポトーシスの意思を継いだ少女とブレイズマンの意思を継いだ少女。死んだ人の命が返ってこないように、残された人の心に巣食った感情もなくならない。歴史は繰り返される。アポトーシスとブレイズマンの死に執着した世界で繰り広げられる残された人たちの戦いは読んでいてハラハラした 続きを読む…
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真白優樹
7魔女を撃破し迎えた夏休み、その意を継ぐ少女、樒が躍動を始める中、ブレイズマンの娘である陽菜が動き出す今巻。―――己が心に太陽を。例えそれがどんな形でも。 まだここからが本当の始まりであると言わんばかりに、新たな戦いの幕が上がる今巻。正義に迷い、欲望に笑い。それぞれの想いが交錯する中、再び春樹達が生き延びるために駆け抜ける。前巻とは少し毛色が違う、けれど根底にある熱さは同じな面白さのある巻である。未熟な太陽は舞台に上がり、継がれた悪意は心のままに踊り出す。果たして春樹達の未来とは。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
4悪はそう簡単には滅びない。でも明けない夜がないように、正義の灯火も消えはしない。ブレイズマンとアポトーシスの後継者が現れ、再び戦いに巻き込まれるハルたち。今回は小夏が光っていた。引っ込み思案だけど確固たる意思を持つ彼女。考えるより先に体が動くので危なっかしいところも多いけれど、そこはチンピラ然としたふるまいとは裏腹に冷静な視野を持つハルがフォローする。いいコンビだ。そして陽菜。周囲の期待と責任感に焦るのはわかるけど、偉大な親の娘ではなく、陽菜としての正義を貫いてほしい。その姿こそが正義の味方だと思うから。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/08/25
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784046807014
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公式サイト