あらすじ紹介
アスヴァールの内乱は終わり、平和が訪れた。
ティグルとリムはライトメリッツに帰還し、多忙な生活に追われていた。
マーリンとの契約のくびきから解き放たれた魔弾の王は、ひょんなところから商人の少女と大斧の戦姫と共に旅をすることになる。
同じ頃、円卓の騎士サーシャはアスヴァール島の南西コーンウォールの田舎で余生を暮らす。
だが満足に戦える身体ではなくなった彼女の住む村に戦火の足跡が迫りつつあった。これは戦乱の合間に起こった、三つの小さな物語である。
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みんなからのレビュー
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よっち
26内乱は終わり平和が訪れたアスヴァール。ティグルとリムがライトメリッツに帰還して多忙な生活に追われる合間の、三つの短編集を収録した第六弾。マーリンとの契約から解き放たれた魔弾の王が出会った、商人の少女・メリッサと大斧の戦姫との束の間の旅路、アスヴァール島の南西コーンウォールの田舎で余生を暮らす円卓の騎士サーシャが出会った少女と、村に迫りつつある戦火の足跡。今回でこの物語も第一部完とのことで、次に向けた新キャラの紹介も踏まえた展開はなかなか良かったですけど、第二部は南西の国が舞台になるとのことで新展開に期待。 続きを読む…
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S.T.
11数年積んでしまったもののなんとか読了。いいエピローグだったんじゃないかな。最初のエリッサ編は次回作のプロローグ?にもなっており、イイ性格の旧魔弾の王ネリーとオルガ、エリッサのつかの間のトリオが良かった。もう一話はアレクサンドラことサーシャのその後になっており、どうしてももの悲しさはあるものの、まあそれが結局サーシャには合うんだよな。突出した強さと引き換えに寿命を削られたキャラだからね…。ラストで“客人”と再会した後、わざと最期をぼかした終わりが特に心に残った。『天誓の鷲矢』、3巻くらいなら読んでみようか。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
9★★★☆ シリーズのエピローグと新章の導入となる巻でした。アスヴァールの戦いは終わりましたもんね。新キャラの商人エリッサと、彼女と巡り合ったオルガとネリーの旅路がメインキャラ居ないのに面白くて面白くて。この作品群はティグル居なくても物語としての強度がしっかりしてて、そこに全くの新キャラが放り込まれても全然揺るがずフィットするあたりが凄いよね。そして静かに過ごすサーシャのお話。どのシリーズでも無念の病死を遂げる彼女、この歴史でも一度は死んだ彼女が夢がすべて叶ったと満ち足りた顔で囁くのは胸が一杯になります。 続きを読む…
ネタバレあり -
彼方
8内乱が終結し、ついに平和が訪れたアスヴァール。契約から解き放たれた魔弾の王が出会った商人の少女・メリッサとの旅路、引退したサーシャの余生…二部への合間を描く短編集。絵師さんが変更になりましたけれど、雰囲気は踏襲されていて良いなぁ…オルガの挿絵多いのも助かる。お話としては短めで小話なものの、商人として生きるメリッサやサーシャに仕える村娘・アリスと…一般人から見た魔弾の世界は新鮮だったかも。第二部は南西の国が舞台らしく一冒険の予感、二人の立場でどう飛び出すのか、リムの失った双紋剣といい、新たな展開も期待です。 続きを読む…
ネタバレあり -
KZ
5■前巻で第一部完ということで、その後と次章への繋ぎを兼ねた短編集。次章からタイトル変わるのか。 ■今回でイラストレーターが変わっているが、あまり違和感がなかった(読むまで気付かなかった)。このレベルでの変更なら良い。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/08/25
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784086314350