シュレディンガーの猫探し 3
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シュレディンガーの猫探し 3

亡き姉の残した「時を超える」魔導書。その手がかりを探すため、探偵であり魔女である焔螺とその助手(使い魔?)の令和は、芥川の故郷・猫又村を訪れる。妖怪伝承の残る閉鎖的な村で起きる事件とは!?
小林一星 (著) / (イラスト)
シリーズ:シュレディンガーの猫探し(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

迷宮落としの魔女vs.怪奇現象

探偵は真実を求め、魔女は神秘を求める。そして時に、人には解かれたくない謎があり、秘密にしておきたい真実がある。忘れる事などできやしない。神秘的で、ミステリアスな一人の魔女に、この日ーー僕は、出会った。



亡き姉・飛鳥の残した「時を超える」現象を巻き起こす魔導書『シュレディンガーの猫探し』。
その行方と手がかりを探すため、「迷宮落としの魔女」焔螺と、その助手(使い魔?)の令和は、級友・芥川の故郷である猫又村を訪れる。

しかしそこには、数多の妖怪伝承と不思議な能力を持つ巫女が待ち受けているのだった。

閉鎖的な村の風習と、謎多き伝承の数々。「出歩いてはならない」と警告される「赤き月の夜」に起こる事件とは?

「謎とは、真実を隠したいという誰かの『想い』だ。良くも悪くも、人の心が生み出したヴェールなんだ」

村の秘密のヴェールが剥がされるとき、明らかになる「約束」と「物語」。
第14回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作、シリーズ第3弾!

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みんなからのレビュー

  • よっち

    亡き姉・飛鳥の残した魔導書の行方と手がかりを探すため、「迷宮落としの魔女」焔螺とその助手の令和が、級友・芥川の故郷である猫又村を訪れる第三弾。閉鎖的な風習が強く数々の謎多き伝承がある村で待ち受ける、数多の妖怪伝承と不思議な能力を持つ巫女・カグヤ。出歩いてはならないと警告される「赤き月の夜」に起こる事件。今回は焔螺の意外な一面も垣間見えたり、飛鳥の過去や芥川の背景も明らかになって、本作らしい魔女の迷宮落としへと繋がってゆく過程がまた良かったですけど、この物語としてはここで完結ですか。次回作も期待しています。 続きを読む…

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  • 芳樹

    ヨソ者を受け入れない村が舞台とかオカルト色が強くなるなと思わせながら、種明かしをしてみると家族愛に落とし込まれる今回でした。焔螺さんはこの後どうするのかとか色々とあるけれど、大団円だと思います。面白い作品でした。次回作も楽しみにしています。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    『TRICK』然り本当に狭いコミュニティと部外者の人間が接触する人間臭さはいつでも魅力的。 まぁ今回も前巻同様温かく不器用な人間ドラマが展開されるわけだが。 最後の謎の浮かびようはなるほど1巻を想起させる。探偵を負かす、まだ人類が到達し得ない科学による不可思議。打ち切りでありつつも、この運びは丁寧ではある。 が、やはり今作の唯一にして最大の欠点は軸が薄いことだろう。人情ものか、怪奇ものか、それとも義賊ものなのか。 どれでもなく要素だけの本作はらしさはありつつも、娯楽作としてやはりぼけていた印象が拭えない。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • にぃと

    芥川の故郷「妖怪の村」猫又村と陰陽師探偵。陰陽師探偵って…と思ったけど意外とありそう。まさしく伝奇ミステリーらしいゾクゾクとした導入部分と村人の令和たちに対するヨソ者感がそれっぽくて実に素敵。 なんとこの巻で最終巻。後書きにもあるように打ち切りとのこと。確かに表紙買いだったしちょっと自分には難しいところもあったけど読み応えあって面白かっただけに残念。素敵な作品だと思うんだけどなぁ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • イシカミハサミ

    ちょっと残念めの最終巻。 打ち切りとはいえ、 1、2巻で登場した濃い面々を放り出して「隔世の村」へ。 現代に犬神村があったらこうなるかな、 という素人の妄想の枠を超えたとは思えないし、 暴力陰陽師探偵はイカツイ手あかがついた素材。 もともと本筋のタイムリープの話は 難しいオチが待っている気しかしなかった(実際ムズかった)し、 せっかくの舞台装置だし、派手にぶち上げてほしかった。 それぞれのキャラクターの物語としては、 奇麗に収まったと思います。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/07/21
  • 定価
    759円(本体690円+税)
  • ISBN
    9784094530148

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