あらすじ紹介
「棋書を出しませんか?」
休場を選択した銀子と、関東へ移籍したあい。
二人の行方を追う八一が頼ったのは、女流棋士にして記者の顔も持つ供御飯万智だった。
「え!? 俺が将棋の本を書くの!?」
意外な条件に驚く八一。しかも万智は執筆に集中するためと、旅館でカンヅメになることを提案して……。
「……着いたで? 八一くん」
急速に接近していく幼馴染の二人。
一方、タイトル初挑戦を目指すあいは、東京で意外な人物たちとの同居を開始していて!?
女流名跡リーグ遂に決着!
挑戦権を手にするのは、あいか、万智か、それとも……!?
美しき野心と矜持と恋心が正面から激突する第15巻!!
みんなからのレビュー
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芳樹
61は〜、良かった。今回はたまよんと供御飯さんのための物語。ヒロインのあいでさえ、二人を引き立たせるための舞台装置でしかない。二人がどんな思いを心に潜めて将棋に向かっていたか、もう打ちのめされました。熱い。そして八一による執筆作『九頭竜ノート』が誰のために書かれていたかが明らかになるシーンに涙。八一の思いを受け取った彼女の姿にも涙。そして、感想戦の歩が指輪を贈った相手は……勿論彼女でしょうね。あ、あとロリ関連の「挨拶」には思わず吹き出しました。こういうメリハリがあるのが本作の良いところ。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
59読了♪冒頭、幼い八一と万智は「大きな将棋大会」で並んでトロフィーを手に?然し、万智はぼろぼろ泣きじゃくって。小さくても優しい八一は必死に万智を慰める(⌒‐⌒)そのプロローグエピにホッコリ♪供御飯万智、八一の幼馴染みでもあり八一付きの敏腕観戦記者でも有るが?その秘めたる想いは遂に...?の今巻。八一と万智は何やら妖しくw棋本の執筆に取り組んで?然し、天ちゃん確りしてると言うのか八一を囲い込み、良い意味で八一を唆し?有無を言わせぬその手腕夜叉神財閥の令嬢らしい達観ぶりに身震いする(ー_ー;)一方あいが、→ 続きを読む…
ネタバレあり -
星野流人
55内弟子と恋人を失った八一は、供御飯さんと棋書を執筆。そこで描かれる供御飯さんの長年思い続けた略奪愛は、その想いの深さもあってとても印象的な恋物語でした。それと同じくらい、八一の出した答えも……。 一方であい・供御飯さん・たまよんの激突する女流名跡リーグも息もつかせぬ熱い展開が素晴らしかったです。今回のエピソードでは何が何でも名人を倒したい山刀伐尽や、実績の欲しいたまよんなど、初タイトルを望む棋士たちの熱い想いが描かれており、とても感動的でした。夢が叶うのはひとりだけの厳しい世界で、どう幸せに生きていくのか 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
54女流名跡リーグに挑む万智、鹿路庭、そして八一の元を離れたあい達の熱い戦い。名人に挑む山刀伐。万智と共に書いた棋書で療養中の銀子にこっそり想いを伝えようとする八一。そんな彼らの苦悩と幸せを描いた今巻はあたかもヒューマンドラマを見ているようでした。衝撃の感想戦から次巻がどうなるのか楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
50休場を選択した銀子と、関東へ移籍したあい。二人の行方を追う八一は女流棋士で記者の顔も持つ供御飯万智を頼り、教える代わりに八一は彼女と一緒に将棋本を書く第十五弾。ちゃっかり八一との同居に成功する天衣、関東で女流棋士の洗礼を受けるあいに心得をレクチャーする鹿路庭、そして想いを秘めて旅館でカンヅメになることを提案する万智。才を持つものの孤独、そして持たざるものたちの狂おしいまでの葛藤やその生き様が凝縮された戦いは今回も壮絶で、でもそれだけでは終わらないこれからも続くそれぞれの結末にはぐっと来るものがありました。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/09/15
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784815610944