あらすじ紹介
ウルベスでの独断専行が家臣達の反感を買い、しばらく国内で大人しくすることにしたウェイン。
その矢先、大陸西部のデルーニオ王国より式典への招待が届き、妹のフラーニャを派遣することに。
しかしそこでフラーニャを待ち受けていたのは、数多の思惑が絡み合う国家間のパワーゲーム。一方で国内に残ったウェインの下に、大陸東部にて皇子達の内乱が再燃という報せが届く。
「どうやら、東西で両面作戦になりそうだな」
グリュエール王の失脚。皇子達の陰謀。東レベティア教の進出。野心と野望が渦巻く大陸全土を舞台に、北方の竜の兄妹がその器量を発揮する、弱小国家運営譚第十弾!
みんなからのレビュー
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ばたやん@かみがた
92《タイトルは回収される…のか?》いや、今回は愚者と舐めて掛かっていると、ここぞという時に手痛いしっぺ返し食らう…というお話でしたね。以上、本編/で、今回冒頭の見出し掲げたのは「ナトラを大っきくするばかりで、ウェインは何時売国すんねん?」と思ってたから。妹姫やその懐刀に表づらが仮面であること見抜かれ、宿敵に最大の弱点を捕捉されてしまった。このピンチを彼がスルーする訳ないと思ってたら、父王からの切り出しにあの返しですか。これまで積み上げて来たものを元手に大博打か、あっさり投げ出し彼女と逃避行?見逃せないなぁ! 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
44ナトラ、ソルジェスト、デルーニオの三ヶ国同盟を祝う祝典中に起きたソルジェストの政変を巡る今回の物語。それぞれの国の代表が様々な思惑を巡らせる中で、ウェインの代わりに出席したフラーニャの活躍には驚かされました。 成長著しく人望が厚いフラーニャがナトラの王になるのか、遂に明かされた二ニムの正体、そしてウェインの真の目的とは。続きが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
42面白かった。再びのフラーニャ回。前回、外国の有力者アガタの養子になったウェインだが、流石に重臣に怒られた模様。自重ということもあって今回はナトラに居ながらにしてその才覚を発揮することに。フラーニャは順調に成長中だけど、うーん、やっぱりウェインにこそ王になって欲しいんだよなあ。『賢王大戦』で歴史に残るんだろ?今回の件でソルジェストは器量の足りない長男が廃嫡、デルーニオも国を立て直すとなれば、周辺国はどんどん国力を増す方向に行くわけで、相変わらずハードモードだよ?まあこの物語が予定調和にいくわけはないけどさ。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
38ウルベスでの独断専行が家臣達の反感を買い、しばらく国内で大人しくすることにしたウェイン。その矢先、デルーニオ王国より式典への招待が届き、妹のフラーニャを派遣する第十弾。数多の思惑が絡み合う国家間のパワーゲームに巻き込まれるフラーニャ。一方で次々と起きる帝国の皇子達による内乱や、グリュエール王の失脚、東レベティア教の進出など野心と野望が渦巻く展開でのフラーニャの奮闘があって、遠くから盤面をひっくり返してみせるウェインには戦慄しましたが、新たに生まれる因縁や動きもあってここからまた事態が大きく動きそうですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
31前巻の最後でとんでもないことを仕出かしたウェインは家臣たちの反感を買い国内で大人しくする事となる。がそんな矢先にデルーニオ王国から式典への招待状が届きフラーニャを派遣する事に。そこで待ち受けるは国家間のパワーゲームだった。更に追撃ちをかける様に東部で皇子達の内乱が再燃したとの報せが届き両面作戦となり...な話。フラーニャが大分と成長していたのは前から明らかとなりつつあったが今回で更に明らかとなったな。最後に色々な火種が一気に焚きつけられたがどうなるのか次巻が非常に楽しみだわ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/08/16
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784815610951