あらすじ紹介
浮遊大陸群を救う、最後の戦いが始まった。
〈最後の獣〉の内に広がるのは、在し日の地上を模した風景。
散り散りに降り立った先、目を覚ましたティアットの前にはエマと名乗る女性と、白いマントの少年が現れて――。
あるいは豚面種から数多の人間を救い。あるいは竜種を葬りながら。
この世界を壊すという役目に奔走する妖精兵たちを裂く、新たな選択肢とは。
「もうすぐ、時がくる。君が征く道を、君が選ぶ時が」
楽園の崩壊は近づく。
みんなからのレビュー
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芳樹
42【電子】<最後の獣>の結界に囚われた2番浮遊島へ乗りこんだティアットたち次世代の妖精兵。散り散りになった彼女たちがそこで見たものは…。#08で明らかになったこの獣の特徴からこうなる展開は分かっていたけれど、核となったスウォンや星神が抱えてきた思いの強さが印象深く、胸が締め付けられるように感じました。そして『異伝』とのリンクがさらに切なさに拍車をかけることになっていて、読了後の余韻からなかなか戻れない…。次回は遂に最終局面を迎えることになりますが、どのような結末が待っているのか。怖いような楽しみなような…。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
41<最後の獣>内に広がるのは在りし日の地上を模した風景。散り散りに降り立った先、目を覚ましたティアットの前に、エマと名乗る女性と白いマントの少年が現れる第十弾。豚面種から多くの人を救い、あるいは竜種を葬りながら、この世界を壊すという役割に奔走する妖精兵たちを戸惑わせる新たな選択肢。妖精兵たちに引き継がれてきた思いや、彼女たち自身の成長、それぞれの現在地になかなか感慨深いものを覚えましたが、すでにそれそれ道を選び始めている彼女たちと、これまで積み重ねてきた物語がどのような形で決着するのか、最終巻が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
30読了♪その巻に因って?刊行期間が不定期の為、物語の内容を思い出せないパターンが...ちょっとネックかなと。冒頭のティアット、コロン、パニバルの会話が「最後の獣」を変に揶揄していて苦笑(^_^;)中盤以降浮遊大陸群の神話的存在の大賢者や星神が様々に顕現してくるが、レプラカーンとしての妖精兵士の想いと混沌とがない交ぜに成って?世界の均衡をも脅かす事態に。[ネタばれ失礼]成る程?「最後の獣」をそう表現するのな。敢えて五人の妖精と書くが?まさかまさかのパニバル、どっちが正しいのか逸れこそカオスであると。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
27Kindle Unlimitedにて。 浮遊大陸の運命をかけての戦いは静かな幕開け。最後の獣が巣食う2番浮遊島に上陸したティアット達。場所も時間軸もバラバラに飛ばされたものの、それぞれが出来ることをやって大賢者や地神を助け出したところで完全に予想外の展開が待ってましたね。果たしてこの物語がどんな結末を迎えるのか楽しみでもあり怖くもあります…。 続きを読む…
ネタバレあり -
どんぐり@京都の何処かで
21ティアットの正義とまさかのパニバルの正義。クトリから連綿と続く心を継ぐティアットと、、アイセアがラーンくらい色んなことを考えてしまったパニバルと。次巻がついに最終巻とのこと。感想の結論もその時に。優しく強い妖精と人が紡ぐ再会に向けたファンタジー、いよいよだね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/07/01
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784041114100