あらすじ紹介
「福岡に――いっしょに来てくれん?」体調を崩し倒れてしまったシノアキの付き添いとして福岡の実家へと向かった僕、橋場恭也。彼女が生まれ育った故郷を見て、家族と触れ合い、知らなかった一面を少しずつ知っていく。夜、連れてこられたのは彼女の亡くなったお母さんのアトリエだった。絵を描くことに向き合ってきたシノアキと家族との本当の関係性を知った僕は、一つの決断を下すことに――。大芸大では貫之、ナナコ、河瀬川、九路田、皆が一人一人で夢を追っていくなかシノアキを追い続けてきた斎川はとある異変に気付き……。青春作り直しストーリー、失ってしまったものを取り戻すための第9巻。
みんなからのレビュー
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ナギ
55シノアキ回。福岡の実家を二人で訪れるがそこにはある秘密が……そして、仕事をセーブする事を決意した矢先に制作物のクオリティが下がる事態に……というお話。一流であるか二流であるかというものの差が熱意であるのは認めますが、私が思うには才能が大きく関係してくるのだと思います。セーブしていても良いものを出せる人はいるし、死ぬほど努力してもその程度で終わる人もいます。根性論みたいな方には行かないで欲しいし、お話としては難しいラインを踏んでいるなと感じます。アキだけが特殊で貫之とナナコは普通に描かれているのが救いですね 続きを読む…
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芳樹
50【電子】体調を崩し福岡に帰省することになったシノアキ。彼女に同行した恭也はそこでシノアキのルーツを知るのだが…。今回も熱い。本作品は巻を追う毎にどんどん熱量が上がってきますね。さて今回は、次のステップへ向けて舵を切るための重要な山場を迎えたように感じました。表現者たちが背負う業は重く時に自分自身を傷つける。でもそれがあるから人の心を動かす作品を作れるのだと改めて思いますね。チームメンバーを独り立ちさせ、次は自分の番と覚悟を決めた恭也は何を創り出すのか。これからの展開も目が離せません。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
38体調を崩し倒れてしまったシノアキの付き添いとして福岡の実家へと向かった橋場恭也。絵を描くことに向き合ってきたシノアキと家族の関係性を知った恭也が一つの決断を下す第九弾。シノアキの実家で知る彼女が抱える悩みの本質、恭也なしで作品を作り上げようとあがく貫之、ナナコの苦悩、新しいやり方を始めた恭也とシノアキに会いに来た斎川の想い。クリエイターとしてどうあるべきか、正論や理想なんて吹き飛ばしてしまう心揺さぶるその本質を突きつけられたら、目をそらすことなんてできないですよね…覚悟を決めたこれからの展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
31シノアキと共に福岡に向かった恭弥はシノアキがイラストレーターを志す理由と共にその危うさを知った一方で、ナナコと貫之もクリエイターとして自立する為に足掻いていた。プロデューサーとしてシノアキの健康を考えながら絵の仕草を提供する恭弥と、クリエイターとして自らの絵でシノアキの心を動かした斎川。やはりクリエイターを動かすのはクリエイターなんだなと。そして動きだしたプラチナ世代の皆と一緒に地獄の道を進むことを決めた恭弥の今後が楽しみです。 続きを読む…
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ランドセル太郎
30シノアキの絵に対するバイタルを知れた反面、命を削りながらやっていたことを理解せざるを得ませんでした。 体調を壊して倒れてしまったシノアキは、「無理をしない」ことを第一に考え、恭也もシノアキのサポートに回る。しかし、そんな中でシノアキが描いた絵というのが、シノアキらしさが無い絵だった。しかし、無理をしないことを優先しているため何も言わずに提出したが、斎川が違和感に気づいて…。なんとも判断が難しい回でした。絵に命を削るか、体調を守るか。両立できたら言うこと無いのですが、そういうわけにもいかないですよね…。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/07/21
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784046806086
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