あらすじ紹介
生まれた時から魔法が使えず落ちこぼれと言われてきた貴族の少年、ロニー。彼は十六歳の誕生日に偶然、科学者だった前世の記憶を思い出す。そして好奇心から魔法の謎を科学の力で解明したいと思い立った彼は、弟ヨハンの力を借りて研究を開始した。そんなある日、魔法を人間に与えたという「精霊」を祀った祠が屋敷の近くにあることを知り、祠へと赴いたロニーはそこで自らを精霊と名乗る蛇のような生き物・セイリュウと出会う。さらにセイリュウは「君にも魔法が使えるようになる方法があるぜ」といってきて――!?
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みんなからのレビュー
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アウル
23生まれた時から魔法が使えず家族からも居ないものとして扱われていたロニー。16歳の誕生日に事故に遭い科学者だった前世の記憶を思い出す。そして精霊から与えられた神秘といわれる魔法を科学の力で解明しようと動き始めるのだが...な話。魔法を科学的に解き明かしていこうとするロニー、時には弟やメイドに手伝ってもらったりして解明しようとしていく姿が良かったしロニーを支えようとするキャラは良かったな。特にダミアンが色々とキャラ強くて好きだわw不穏な感じもするがどうなるのか次巻が楽しみだわ。 続きを読む…
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真白優樹
14十六年間魔法を使えず落ちこぼれだった少年が、怪我を切っ掛けに科学者だった前世を思い出し、始まる物語。―――探求せよ、追及せよ。異次元の中の常識を探し。 魔法だって科学現象でも扱えるものを扱っている事が多く、魔法の中に科学の方程式を探し探求する物語であり、ファンタジーとサイエンスが絡み合った、読み応えのあるかもしれない物語である。探求の果て、一つ見つけた自分だけの可能性。その最中、迫り来る謎の魔の手。果たして少年は、大切なものを全て、身に着けたその力で守り抜く事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
T
13魔法が使えず落ちこぼれと蔑まれてきた少年・ロニー。彼はひょんなことから化学者だった前世の記憶を思い出し、魔法を科学の知恵で解明しようと研究しだした。果たして、彼の研究はどのような影響をもたらすのか。魔法解明ファンタジー、開幕。魔法の科学的解明を軸にした本作。精霊が登場するも、その精霊や弟。ヨハンがロニーの研究に興味津々な様子が良かったです。これまでの空気のような立場から一転したロニー。彼の研究が周りにどのような影響をもたらすのか。続きが楽しみです。 続きを読む…
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ノースフライト
7科学で魔法の仕組みを解明&活用するようなラノベあったらいいなぁ、とかねてから思っていたので、まさにピッタリの作品でした。章により人物を変えながらの一人称文。展開も速すぎず、遅すぎず、で読みやすかった。これからのストーリーの展開にまだまだ余裕を残しているので、今後が気になる作品。この手の作品は「科学への踏み込みが甘い」とか批判を受ける可能性もあるが、細かいことは気にせず、楽しんでいきたい。主人公たちが成長した10年後の世界も読んでみたい、それは気が早いかw 続きを読む…
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尚侍
6とっても面白かった。異世界転生物でもこういうアプローチで描いた作品はあまりないので面白く読めました。特に前半の魔法に対する考察の描写が良く、古の科学者もこんな感じだったのかなと思わされました。このまま順風満帆にいくかと思いきや、地味に伏線が張られているのでこれが今後どう影響してくるかも楽しみです。その一方で物語の大きな方向性がまだ示されていないことに加え、この設定を生かしながら世界観を膨らませていくには相当の技量が要求されるように思うので、作者の力量に期待したいですね。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/06/30
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784047365377
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
謎解き、実験、大逆転!理科や科学好きの方は必見ですよ。
世界で確認されている魔法の属性は水、風、火、光、闇の5つで、ロニー君は見た目にわかりやすい水属性魔法を最初の研究対象に選びました。水魔法の中で水滴の回転を緩めれば温度が下がるのではないか? と、仮説を立て検証を繰り返します。研究は一進一退、ロニー君と一緒に読者のほうも一喜一憂してしまいますよ! 理科の実験が好きな人は、特に共感できるのではないでしょうか?
やがて周囲の協力と研究成果により、ロニー君は魔法の発動に成功するんです。しかも、誰も成功しなかった氷魔法を、彼が完成してみせるのです! これは王都の最高魔術師さえ目を疑う成果なんですよ! 落ちこぼれからの大逆転に、謎解きのような実験要素。科学の力で魔法を解明し、応用して無双するストーリーは、今までにない体験を与えてくれる一冊です!
天才!奇才!? 魔法の謎を科学者らしい発想で解明するッスよ~!!
精霊という存在を真っ向から否定するように魔法の研究を進めていたロニーなんスけど、ある日、彼は精霊を自称するセイリュウと出会うんス。始めはその言葉に疑心暗鬼だったロニーだけど、自分が立てた仮説とセイリュウが言う魔法原理が一致。渋々セイリュウを認めるんス。完璧な説立証とはならなかったとはいえ、セイリュウはロニーにも魔法が使える方法があるって教えてくれるんスよ! これは朗報ッスね!
精霊との想定外な出会いがあったとしても、ロニーのやることは変わらないッス。魔法の原理について、科学の観点から証明しようと研究を重ねていくんスよ。周りからは「また変なケンキュウしてる」って奇怪な目で見られるんスけど、天才ってこういうところから始まるんスよね、ニシシ。疑問に思った事を明らかにすべく我が道を進む、そんなロニーと一緒に魔法を解明したくなるッスよ~!