
あらすじ紹介
求むるは牙、女神にすら届く最強の「禁呪」
ミラ帝国によるアライオンへの宣戦布告。
それは、女神ヴィシスへ反旗を翻した狂美帝によるものだった。
世界が大戦への兆しを見せるなか、「ハズレ枠」のスキルを駆使し勇血最強ルイン・シールを打倒した三森灯河は、いよいよ最果ての国へとたどり着く。
絶対防御を持つヴィシスにすら届きうる牙「禁呪」を得るため、禁字族族長ムニンへ接触する灯河。
だが時を同じくして、アライオンが誇る最強の部隊・第六騎兵隊が最果ての国へと侵攻を開始した――。
「女神、ヴィシスを完膚なきまでに叩き潰す。二度と、立ち上がれぬほどに」
かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚、第7幕。
みんなからのレビュー
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アウル
19狂美帝がヴィシスに反旗を翻した事によって大魔帝の対応だけでなく世界大戦にまで歩みを進める中、三森は最果ての国へと辿り着き「禁呪」を得る為に族長ムニンと接触をはかる。だが時を同じくしてアライオンが誇る最強舞台が最果ての国へと侵攻を開始し...な話。「禁呪」習得に一歩前進したと思ったらやはりそう簡単には話は進まんよね。対話によって戦争を終結させようとする姿勢は良かったんだけどこの世界は基本人間がクソ過ぎるのよね。最後の引きで大魔帝が直接乗り込んできたことにより勇者メンバーはどうなるのか、裏切り者の浅葱も 続きを読む…
ネタバレあり
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ロック
5遂に最果ての国へ辿り着いたトーカ達。しかし女神も最果ての国を滅ぼそうと精鋭部隊を派遣。これに対して最果ての幹部たちは和解を持ちかけるが…というのが今回の話。理想だけを掲げ失敗したことのない亜人宰相の行動がある意味では正論、しかし反対となかなか反論の難しい言葉攻めでどう解決するか終始気になる内容だった。結局言葉よりも行動で分からせるという最終手段に出てしまったけど結果的には良かったのか。なかなか難しい内容だった。 物語もそもそも女神とは何なのか、勇者たちは大魔帝討伐後は帰れるのか、反旗したミラはどうなるのか 続きを読む…
ネタバレあり
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爺
4最果ての国で、禁字族と接触に成功したトーカたち。国にはアライオン十三騎兵団が迫っている。しかし話し合いによる和平を断行しようとするアラクネ宰相がいて…という話。登録してなかったけど、読んではいたみたい。何となく覚えていた。 続きを読む…
ネタバレあり
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ataka
2最果ての国に到着したトーカたちはついに禁字族との接触に成功します。一方アライオン十三騎兵隊が迫る情報に、最果ての国のトップは方針をめぐり意見が対立。トーカも無関係ではいられません。 平和派の宰相の主張が、意外とスジが通っているのが面白いです。「正しい主張」同士のぶつかり合いこそが政治の本質だと思うのですが、ライトノベルでこういうのを取り上げるのは珍しいですね。トーカが少し奇策風に宰相の方針を転換させるところが本巻の見どころでしょう。 この作品はオレTueeだけでは解決しない問題が出てくるので良いです。 続きを読む…
ネタバレあり
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zaku0087
1最果ての国でのトラブル、非戦派非武装中立という力の後ろ盾のない理念が現実の前に打ち砕かれる。まるで極東のどこかの国の政治のようだ。現実主義者が優しくて、理想主義者が残虐なのは現代でも起きている事態だ。共産主義は貧乏人の味方だったはずが搾取と格差を生み出す仕組みに落ちぶれて崩壊したように、魔物の国も人間と共存を目指し崩壊寸前に追い込まれる。 コラテラルダメージは、人類ある限り消えることのない現象だ。復讐を果たすことが動機になり社会を変えることでクソ女神の支配から世界は脱却できるようになるか。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/05/25
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784865549096