あらすじ紹介
この錬金術師、やりすぎ!
作品キーワード:ものづくり/可愛い仲間/ちょっと天然主人公
心優しい下級官吏トールは錬金術の能力を職場で全く認められず、遂には魔王の生贄として人間領を追われることに。
だが、思いの外理知的な魔王に持ち前の物作りへの情熱を認められ、材料や権限も思い通り貰えてしまう!
ならば最高の錬金術師を目指そうと、異世界の国ニホンの「通販カタログ」を参考に錬金しまくると、
どれも魔族の知識を遥かに超える機能やバフを持つやりすぎチート魔道具ばかりに……?
メイドや魔王と国すら動かす超ド級の物作りが始まった!
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みんなからのレビュー
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ささきち
8公爵家の長男に生まれながらも攻撃スキルを持たなかっただけに虐待されながら育ち3年前には勘当して1人で生きていた主人公のトールだが、ある日父親に呼び出されて言ってみれば魔族領に行って生け贄になれ!と言われたのが始まる。当然拒否しようとするが逃げ出す力がないため逃げれず連れて行かれるのだが、持っていた錬金術のスキルが進化して創造錬金術というチート能力になってから彼の人生は変わり始める。人間と魔族の間ではこの取引の意味が違っており生け贄なんて呼んでいたのは人間だけで、魔族側は技術者を呼んでいただけだったという。 続きを読む…
ネタバレあり -
T
8心優しい下級官吏のトールは大好きな錬金術を仕事で使うも全く認められない日々。が、魔王領に追放されるや取り立てられ環境は一変。 チート魔道具を作りまくり、美少女メイドと国すら動かす物作りストーリー。追放先の魔王領で錬金術のスキルが覚醒したトール。勇者が残したとされる通販カタログに記載された物品が常識はずれな魔改造アイテムに変貌したり、そのアイテムをみた宰相の反応が面白かったです。トールがこれからどのような魔改造アイテムを創りだし、魔王領がどのように変貌していくのか。続きが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
524
4☆4 【創作性のなさ】攻撃的スキルがないために勘当された主人公、さらに魔族への生贄にされるがそこで錬金術師としての真の力が覚醒し、魔王軍に幸福をもたらす追放モノファンタジー。書下ろし?の番外編はめっちゃ面白かった!!んだけど本編が全然面白くなかった。だってカタログを目コピしてスキル名唱えてるだけじゃん。アトリエ系の面白さって独創性のあるものをうんうん唸りながら試行錯誤してやっと出来上がるところじゃない?【お気に入りキャラ:ライゼンガ】 続きを読む…
ネタバレあり -
いくしあ
4宰相と将軍の挿し絵がないのは残念です 続きを読む…
ネタバレあり -
ちゃか
3かつて魔王を討伐した勇者が暮らした世界には、こんな便利なアイテムがあるのか! と誇大広告気味のうたい文句を純粋に信じて、スキルで再現してのけるんだから常識ブレイカーも大概にしろというべきか。 まぁそのスキルで魔王国で出会った人々の悩みを解決し関係を深めていき、楽しい時間を過ごせているのですからヨシ。 ……たまに挟まる帝国側の描写見ると、あっちに良い人材がいないので今なら魔王国が攻めれば勝てるのではないかとすら思えてきますが。どうなるやら。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/05/08
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784040740379
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
「通販カタログ」ヒントに、マジックアイテム作成!
これでトールくん終了~……かと思いきや、魔王領のヤツらはトールに友好的なうえ、その錬金術を見て大感激。材料や作業部屋なんかを与えるほどで、実家の公爵家とは大違いの好待遇っぷりを見せるんス。「役立たず」から立派な錬金術師扱いだから大出世ッスね~。
そんな魔王領で毎日を過ごすトールはある日、倉庫で異世界のマジックアイテムが書かれた本を発見するんス。実はこれ、かつて『ニホン』から来た勇者が置いていった「通販カタログ」。それを見たトールは「この本に載っているものと同じアイテムを作ろう!」と思い付くんス。
例えば「別次元の広さです」なんて説明が書いてある小型物置を見たら、本当に違う次元に物を収納するアイテムボックスを作り出しちゃうんス。なのに本人は「さすが勇者世界は文明のレベルが違う!」って、いやいや……レベルが違うのはオマエのほうッス。
何を作っても「やりすぎ」錬金術師トールの日々は、爽快で目が離せないッスね!
目のつけどころが優しすぎ生産型主人公です!
例えば、魔族に慣れていない普通の人間なら「トカゲ人間」なんてちょっとぎょっとするような見た目のリザードマンに初めて会った時も、「着替える際に、鱗が布に引っかからないか心配」「錬金術師の自分は鱗が引っかからないような、なめらかな布を開発すべきか」って考えるような人なの!
偏見のないまっすぐな優しさって、なんだか安心しちゃうよね♪ そんなトールだから、みんな彼を信頼して、大好きになっていくんだ!
だから、トールのサポートをするヒロインたちも、やっぱりトールが大好き! 真面目なエルフのメイドさんは「恩返しをさせてください」なんていいながら、トールに「あーん」でご飯を食べさせようとしたり、普段は威厳のある女の子魔王ちゃんはトールの事を考えると仮面の下で顔を真っ赤にしちゃう『普通の女の子』になってたり……!
もう、どきどきしちゃうよね! でもトールは錬金術の事ばっかり考えてるから、真面目なすれ違いばかり。それももどかしいけど、くすっと笑えちゃうんだ!
やりたい放題の錬金術ライフは、トールも、周りのみんなも、読んでいるこっちまで笑顔になっちゃうよ!