あらすじ紹介
「もう、あきらめたりしない」
緑の髪に青の瞳――地味な容姿の自分は決してかわいくなれないと思っていたルチア。しかし幼少期のある出会いをきっかけに、彼女は誰に何と言われようと、大好きな服を着る、気に入った髪飾りをつける、自分が好きなものを好きであり続けると、そう決心する。
成長し、いつか自身の工房を持つことを夢見て日々服を作り続けるルチア。そんな彼女は、友人のダリヤに頼まれて作ったとある靴下がきっかけで、新設される服飾魔導工房の工房長に任命されてしまう。
大抜擢ゆえのやっかみやトラブルも、夢の実現のためならなんのその! ルチアは仕事のかたわら、服飾ギルドを訪れる人々のお悩みも彼女らしく解決していって――。
『魔導具師ダリヤ』シリーズの人気キャラであるルチアを描いた新シリーズ!
いつか素敵な服で王都を埋め尽くす! 服飾師ルチアの幸服計画がここからはじまる!
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みんなからのレビュー
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キナコ
37別作品で登場するキャラクターを主人公とした作品。主人公であるルチアの服への情熱がよく分かる。好きなものを好きと言えるルチアが格好いい!また、洋服とは着るだけでなく、自分を表現する方法のひとつであることが伝わってくる。一人一人に寄り添い、洋服という形で力になっていくルチアが素敵な作品。 続きを読む…
ネタバレあり -
こも 零細企業営業
37ルチアこ人生観を変えた夕焼けのお兄さんがヨナス先生だと!?という事は2人は再開してたか会話しているシーンの記憶はない。こちらで再会するのかな?ダリヤの五本指ソックスの話の前からルチアは服飾師としての下地の勉強をしていた。それに全面協力して友人のラニエリを紹介していた父親って凄く英断だったんだな。でも、ダリヤの五本指ソックスの話の時は急に商業ギルドのギルド長に呼ばれたらヘタって行きたがらないギャップが面白い。多分、彼では好景気になった時のビックウェブには乗れないんだろうな。普通の人なんだと思う。 続きを読む…
ネタバレあり -
ミナミナミ
33『魔導具師ダリヤ』シリーズのスピンオフ。いつか王都を素敵な服で埋め尽くす幸服計画。いつか自身の工房を持つことを夢見て服を作るルチア。友人のダリヤに頼まれて作ったとある靴下がきっかけで、新設された服飾魔導工房の工房長に任命されてしまう… 仕事のかたわら、服飾ギルドを訪れる人々のお悩みも「服」で次々解決し、彼女の信奉者・支持者も増えていく… こっちのシリーズもいいな。「服」がイメージしにくいのが残念なので、コミカライズも読まねば 続きを読む…
ネタバレあり -
はなりん
32「魔導具師ダリアはうつむかない」のスピンオフ。ダリアの友達のルチアが主人公の服飾関係を主眼にした、同じ時間軸のお話。同じ頃他ではこんな事が起こっていたのねってな感じで楽しめました。ダリアとは関係なく、同じような関係者と繋がって行くのが楽しい。ヨナスともいずれ会うかしら?本編でも楽しみが増えました。 続きを読む…
ネタバレあり -
Liuche
28【KU】ルチアもダリヤに負けず劣らず騒動に関わっていて面白い。その優秀さと熱意で人たらしなところも良い。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/04/24
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784046803757
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
「服でみんなを笑顔に…」
信念の職人を描く快作!
本編の主人公で幼馴染のダリヤと一緒に作ったアイテムがきっかけで、ギルドから工房を任されたルチア。子どものときから服飾師を目指して頑張ってきたから、ギルド長も彼女には期待してるんだ~。まだ若いのに、大きな工房を任せられるなんて、すごいんだよ!
そんな彼女のもとには、「似合わないから……」って、着たい服をあきらめている人たちからいっぱい相談がくるの!
実は、昔のルチアもそうだったんだ。だから気持ちがわかるんだろうね。そんな人たちに、ルチアはただ似合うだけじゃなく、本当にその人たちが着たいと思っている服を作ってあげるんだよ!
だから彼女が作った服を着た人たちは自信を持ててすごく幸せそう! これが服で人を笑顔にするルチアの「幸服計画」なんだね!
地味な少女の夢が世界を笑顔にする!
主人公のルチアさんもそんな職人のひとり。素敵な服をみんなのために作る服飾師なんです!
自前の工房とお店を持つことを夢見て頑張っている彼女は、着たい服を一から作るほどに服が大好きで、服飾師としてもすごく勉強熱心。うっとりするほどきれいな顔の男性に会っても、顔より先に着ているものを見てしまうくらいで……。
そんなルチアさんも、幼い頃は自分は地味だと嘆き、かわいい服は似合わないとあきらめるような女の子だったんです……。
でも、ある少年の励ましに背中を押され、周りの評価を気にするよりも、自分の“好き”を大切にするようになれたんです!
成長した彼女が、服を通じて過去の自分のように悩む人たちを笑顔にしていく姿には、私たちも勇気をもらえますよ!