みんなからのレビュー

• のれん

  2021/04/28

  11

  1巻目が人を選ぶが個人的に大好きな叙事詩冒険譚をコンセプトにしたシリーズ。 主人公をはじめ、基本的に全員愚直に突き進んで展開が広がっていて、表面上悩んでいても、それが行動に影響していない。 そのため古代英雄軍勢復活から戦闘や仲間の救済など、一つ一つビッグイベントなのにサラッと進む。 前回以上に緩急がないが、フルスロットルでただただ英雄叙事詩の物語を埋めるように動く。腰をもう少し落ち着けてと言いたいが、各キャラが神話を胸を熱くしまくるのを見続けるとオタクとしては微笑ましくなるのは性だろうか。 続きを読む…

  ネタバレあり

• 真白優樹

  2021/05/01

  6

  伝説の英雄の身体を使い復活したユージーンとデイルが戦う中、伝説の英雄の復活が舞台を覆す混沌を引き起こす今巻。―――見せつけろ、凡庸なる匹夫だからこその届く力。　伝説の英雄の復活、そしてその軍勢の復活。舞台をひっくり返した第三勢力を相手に、転生者の有志達と協力して戦う今巻。更に熱く、まるで燃え尽きるかのような戦いが見所であり、更に心燃やされる熱さが目白押しな巻である。多大な犠牲の代わりに得た希望。古きは去り、新たな才は目覚めを待つ。まだまだ終わらぬこの戦いは、何処へ向かっていくのか。 次巻も楽しみである。 続きを読む…

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• 赤青黄色

  2021/11/27

  0

  神話SFの世界観を優先し、キャラ心理の掘り下げがライトになったのは残念だか、バトルは1巻以上に熱く、圧倒的に強い敵との闘いが息つく間もなく続く。仲間がディルを守るために命をかけ、そしてレイや転生者でさえも。 英雄を演じるディルが本物の英雄になる瞬間を皆が求めている。また親から子への世代交代も本作のテーマか。物語と世界の謎を最後まで見届けたいと思った。 キルリアは見守り、帰りを待つだけの生き方をやめて、共に行動することを決意した。デイルとぬえと家族3人で一歩を踏み出す、希望が見えるエンディングだった。 続きを読む…

  ネタバレあり

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