あらすじ紹介
ひねくれ陰キャラ教師と青春JKが綴る、残念系ラブコメ!?
やる気なし、元気なし、覇気なし、ついでに友達、恋人もなし。
そんな陰キャラ高校教師・高宮統道は、2年目にして初めてクラス担任を持つことになった。
真面目な性格で正義感が強い女の子、最上千裕。
威圧的な性格で他の生徒を簡単に黙らせる模範的な不良、神原紗月。
静かに過ごすことを望む高宮は、教師あるまじき態度で彼女たちに接するも、青春のただ中にいる彼女たちはさまざまな問題に直面。
そして高宮は、望むと望まざるにかかわらず彼女たちとかかわることになるのだが……?
陰キャラ&ひねくれ教師・高宮統道の残念系ラブコメ、第1幕。
みんなからのレビュー
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よっち
332年目にして初めてクラス担任となったやる気なし元気なし覇気なし高校教師・高宮統道。教師あるまじき態度の彼が青春のただ中にいるヒロインたちのさまざまな問題に直面していく物語。初っ端からやる気がなさ過ぎオーラ全開な教師・高宮には苦笑いでしたけど、クラス内での真面目で正義感が強い委員長・最上と、教室内で存在感抜群のボス的存在・神原の対立という難しい状況に対して、結果的に見れば見事なアプローチだったのかなと…。ヒロイン候補は多いものの、ラブコメするためにはまず教師としてのリスペクトを積み重ねる必要がありそうです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
30やる気も元気も覇気もなんも無い高校教師・高宮統道は2年目にしてしてクラス担任を受け持つ事となるのだがクラスでは様々な問題に直面し、しぶしぶながらもクラスと関わっていく...な話。はじめ読んでいてこんなやる気の無い担任居ったら嫌かな~って思っていたけど読み進めていくうちにほんの少しだけ評価が変わっていったわ。帯にある残念系ラブコメはまだまだここからといった感じかな。ヒロイン候補多いが果たして誰が抜け出してくるのか気になる所。 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
14やる気の感じない教師の主人公、それでも優しさはある。生徒たちの問題を自身のペースでゆっくりと解決していく。痛快、という代物ではないが個人的には好き。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
13やる気なし、元気なし、覇気無しの教師の青年が初めてクラス担任を持ち始まる物語。―――何もない、だから教えられる思いがある。 青春ど真ん中、エネルギーのままにぶつかり合う生徒達を遠目に見つめながら、問題に渋々と挑んでいく物語であり、ひねくれた性格だからこその、どこでも見た事のないかかわり方が一周回って癖になる物語である。始まったばかりの担任生活。果たして、瑞々しい若さたちに触れて青年は変わっていくのか。いつか、枯れ木のようなその心に火が灯る日は来るのか。次の日常の景色とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
よちたか
13タイトルから、高校教師がJKにモテモテのハーレムラブコメを想像していたが、予想以上にガッツリ学園ドラマしていた。あとがきで作者自身が仄めかしている通り、陰キャラ主人公の独白調で進むスタイルやその捻くれっぷり、間違っていることを自覚したやり方で問題解決に当たる点など、ぶっちゃけ八幡が高校教師になったら、というifストーリーだった。序盤は主人公の無気力さにイラッときたが、主人公の持つ独特の教育観が見えてくるにつれ、話に引き込まれていった。あとはヒロインの描写も頑張って欲しい。(学年主任が1番可愛いって…) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/03/25
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784865548631
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
こんな先生がいたら学校生活が楽しい…かも?
高宮先生はひねくれ者の教師で、授業も行事も不真面目だから、生徒と先生から信頼されてないんだ。おまけにすぐ否定から入るし、斜に構えたことばっかり言うの。本当にこんな先生がいたらひねくれすぎてびっくりしちゃう! でも、読んでいる分にはこれが先生の魅力で、だんだんクセになってきちゃうんだ!
高宮先生の性格は褒められるものじゃないけど、どこか憎めないんだよね! だって、先生のひねくれた態度は、弱い人への優しさの裏返しだから! 先生は人や社会の間違いとか理不尽さに人一倍敏感で、それが許せないからみんなが言いにくいことを代わりに言ってくれるし、間違いを正すために戦ってくれるんだ!
この物語は弱くて不器用だから人を傷つけて、自分を見失っちゃった人の成長を描いてるんだ! 最初は頼りなかった先生が、読み終わる頃にはカッコよく見えるよ!
ひねくれすぎて主人公っぽくない先生が魅力的!
真面目で正義感の強い学級委員の千裕さんは、優等生を嫌う不良ギャルの紗月さんを厳しく注意したことが原因で、みんなからいじめられてしまいます……。普通の先生なら、いじめの被害者に優しく手を差し伸べますよね? でも、高宮先生はひと味違います! なんと被害者の千裕さんにも非があると指摘するんです!
でも、これは千裕さんのことを思った、高宮先生なりの助言なんです! 先生は、千裕さんにとっての「正義」が、ただ自分が気に入らない人間を攻撃するための口実だと見抜いていたんですっ! 加害者だけが悪いと指導してしまえば、他者を攻撃してしまう紗月さんの心の弱さはそのままですし、千裕さんも間違えた正義感に囚われたままになってしまいます……。そこで先生はいじめを解決させるためだけでなく、二人の間違いを正そうとするんです! 普段はひねくれてるのに、ここぞという時は生徒のために動いてくれる先生のギャップが魅力的です♪
登場人物の失敗と成長を描いた作品で、反発し合っていた高宮先生と生徒たち、千裕さんと紗月さんの関係が変わっていく様子に爽快感と甘酸っぱさを覚えましたっ♪