あらすじ紹介
第5回カクヨムWeb小説コンテスト 恋愛部門<特別賞>受賞作!
追い出された私、引きこもって楽しく暮らします!?
魔導書<黒のグリモワール>を持つ地味な公爵令嬢クロエは、妹の策略で王太子に婚約を破棄され、全てを横取りされてしまう!
追い出されたクロエは森へ引き籠るが──実は黒の書こそ最強の魔導書!
「もう地味に装う必要はないわね」
クロエはその力で幻獣たちと楽しく過ごすことに。
ところが魔法騎士エルネストが現れ、状況は一変!
かつてクロエに殺されかけたという彼は「悪しき魔女なら私が殺す」と突然言い放って……!?
みんなからのレビュー
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かなで
19続編ありきの1冊。ここまでならばナンバリングしてほしいかな。 魔導書グリモアールを体内に持って生まれる一族の令嬢クロエは、グリモアールの白の書を持つ妹ミレーヌに婚約者を取られ、さらに国外への追放を命じられる。母の死因を調べたかったクロエはあえて地味な容貌で、自らが持つ万能の黒の書グリモアールの存在を明かさなかった。人の寄り付かない森へ逃げ込み、幻獣と暮らしていたとある日、隣国の騎士エルネストが訪ねてきて、十年以上前、自分を殺そうとしたのはお前だと突然突っかかってきた。 →なぜ父親がクロエをグリモアール(続 続きを読む…
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nishiyan
13魔導書「黒のグリモワール」を持ったが故に王太子の婚約者となった公爵令嬢のクロエ。妹の策謀によって全てを奪われ、追放された彼女が引き籠もり先の森で魔女を敵と狙うエルネストと出会ったことから始まる恋愛ファンタジー。最悪の出会いをした訳あり同士の二人がいつしか惹かれ合う展開はとても楽しく、脇を固めるハルやアンといったキャラも個性的で良い。思った以上に根の深い問題と黒幕の存在が明らかにならないなど、まだ物語は始まったばかりという印象。共に生きる選択した二人は果たして真相にたどり着けるのか。続きが是非読みたい。 続きを読む…
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虚と紅羽
11基本面白くない。というか気に食わない。 動物は平然と殺すくせに捌く行程の話は嫌がる、頼んじゃいないのに一歩間違えれば即死亡の呪術解除を本人が気絶中に勝手にする、婚約パーティーでのまとめ方は何故それでいけると思った、エルネストとのあのファーストコンタクトでどうして気にかけられるのか。目的の割に行動や思考が甘すぎる。どうせ黒グリモワールで力こそパワーのごり押しするんだろうけど足下掬われてほしい。 父親はこれ敢えて冷たく接してる感じかな。グリモワール一族から遠ざけるしか護る方法が無かったのか。 続きはいらない。 続きを読む…
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莉芳
10設定は好みなのに何故か面白いと思えなかった。エルネスト、最初からクロエを気になっていた風に書いているけど、外見うり二つなのに雰囲気が違うってだけで一気に好意を持てるものなのか?というか雰囲気なんて装うことできるのでは?妹は単なる反抗期であっさり和解したけど動物を殺すような残虐性が早々改善するのかな。ブリュノア王国のメンバーはクロエの外見で改心したとしか思えない。そもそもどうしてクロエは地味にしてのか不明。婚約破棄されたくないのなら隠さないほうがいいのに。父親の態度が気になるけど続編買うほどでもないかな。 続きを読む…
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ちはや
3【KU】コミックを読んだので、原作も。アンリミにあってラッキー。ところで、これ解決すべき問題が未解決なんだけど。ヒロイン父親のあの態度は娘を危険から遠ざけるための演技なのか?それともそれが本心なのか? 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/03/31
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784041113028
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
魔導書の力で人生を切り開く!力強さと優しさに溢れる一冊だよ。
主人公の血筋に伝わる魔導書には、色によって様々な力が秘められてるんだって! たとえば"白の書"だったら、「治癒」と「防御」っていう感じ。だけどクロエの"黒の書"は、全ての魔導書の力を扱える。たとえば酸を吐き出す魔物の群れには、幻獣を「召喚」してやっつけちゃうし、酸の攻撃を食らったら「防御」で身を守り、雷を打ち出す「魔術」で相手を一網打尽にすることができるんだ。普通だったら一種類扱うだけで精一杯だけど、膨大な魔力を持ったクロエだからできるんだってさ! かなり豪快な魔法の使い方にワクワクするんだよね。
でも、クロエのカッコイイところは強さだけじゃない! もう一つの彼女の魅力は、天性の優しさだよ。自分に悪意を寄せる人に対してですら、その人が死ぬのを見過ごせないって、数百の魔物に立ち向かうんだ。そんなこと情が深くなきゃできないよね~。そんな主人公のクロエがとにかく魅力的な作品だよ!
最悪からの出会いは、ある意味運命的で情熱的..!!
クロエは国を守る強大な力、「魔導書グリモワール」の正統な後継者であり、王子の婚約者でした。ですが、妹ミレーヌの讒訴により婚約は破棄。さらに公の場で私刑という名のリンチを受けたあげく、生家からも追放されてしまいます。しかし、それでもクロエは高潔さを失いませんでした。最悪の出会いを経たエルネストの窮地を救い、傷をも治療する……そんな彼女の姿を見てエルネストも徐々に信頼を寄せるようになり、ついには恋心を抱いていくのです。
恋心を自覚したエルネストとクロエのやり取りは、とても可愛らしいのですよ? エルネストはクロエを口説く男性に嫉妬心を募らせるのですが、当のクロエは、彼を不機嫌にしてしまったと勘違いをしてしまったり……ふふっ、なんとも焦れったい! 二人がすれ違いに継ぐすれ違いを越え、距離を深めていく様は実に尊いのです。