あらすじ紹介
ゲームが好きな普通の高校生アクトがある日、裁判官をしている姉のツカサと共に召喚された異世界は……日本の文化を模倣する“チヨダク王国”!? ゆるふわな王女のエクスタシアから、この国の民を正しくお裁きする裁判官になってほしいと依頼されるアクトたち。早速、難題となっていた殺人罪に問われる勇者の裁判を依頼されたことから、アクトは世俗に疎くてファンタジーな異世界の常識を知らない姉の補佐官を務めることになるのだが――!?
ひとクセある弁護士や検察をはじめ、アクトたちの異世界生活を補佐するメイドのシロも巻き込み、審理は意外な展開を見せていく! 第16回新人賞《最優秀賞》受賞作、厳粛に、開廷!!
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みんなからのレビュー
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芳樹
28【電子】アラサー美人裁判官のツカサとその義弟アクトが日本を模した異世界『チヨダク王国』に召喚され、殺人の罪に問われる勇者の裁判を任される物語。著者が裁判所にお勤めとのことで、裁判の手続きや主張の仕方など裁判所の役割がリアリティをもって描かれています。それにファンタジー&ゲーム要素を加えることによって、裁判という固くなりがちな主題がエンターテインメントとして昇華されているのです。また被告人である勇者の半生を振り返る人間ドラマにもなっているのも良かった。大変面白い作品でした。続きも楽しみにしています。 続きを読む…
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まっさん
27★★ MF文庫新人賞最優秀賞受賞作品。ライトノベルでは初めて見る、裁判を軸に扱った物語。敏腕裁判官として腕を振るうツカサとその義弟のアクトが異世界転生し、日本の文化を色濃く反映するチヨダク王国で真の裁判を行うという展開が繰り広げられる今作だが、当初想定していた以上にしっかりと裁判要素を描いていた部分はかなり好印象だったものの、それに参加する登場人物や動機・判決に至るまでの過程などはかなり緩い雰囲気で描かれており、個人的にお堅い裁判要素と緩い世界観がどこかちぐはぐな印象を受け、読み味があまり良くなか→ 続きを読む…
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アウル
23ゲーム好きな高校生アクトと裁判官をしている姉ツカサは異世界召喚されてしまうのだがその世界は日本の文化を模倣したチヨダク王国で。王女からこの国を正しく裁く裁判官になってほしいと依頼される二人だが...な話。裁判という小難しいネタを読みやすく書かれているのが個人的に良かった。勇者の裁判では勇者の過去が明らかとなり判決も上手いこと納めて凄く良かったわ。果たして次巻はどんなお裁きになるのか楽しみだわ。 続きを読む…
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なっぱaaua
20何か不思議な感じ。法廷モノのラノベって珍しいのかなと思って読んでみました。チヨダク王国は千代田区をコピペ魔法でコピーして豊かになったファンタジー異世界の国。そこに召喚されるアクトと義姉で裁判官のツカサ。チヨダク王国に正しい裁きを期待して二ホン人を召喚した。小さな事件をきっかけに、老勇者に掛かった嫌疑をジャッジするアクトとツカサ。神器「裁きの欠片」を集めて世界の全てを裁く力を身に付ける事が出来るか。まぁコピーだらけなので伏字や当て字が多くて笑える。登場人物は全体的にヘンテコであまり共感は出来なかったかな。 続きを読む…
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かっぱ
18日本文化を模倣したチヨダク王国に召喚された裁判官とその弟が裁判の在り方を紡いでいく異世界ファンタジー。裁判といった小難しい題材をポップに噛み砕いて描いてみせた手腕はお見事。異世界ならではの独特な側面で置いてけぼりになるかと思いきや、異世界を舞台にしながらも現代日本をベースにしているからとても想像もしやすい面もあったのは良いところだ。かなりデフォルメされている面はあるだろうけど、こういう形で裁判の知識に触れることができたのは新鮮な体験だなあ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/03/25
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784046800824
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
最後までわからない、裁判の判決にドキドキ...!!
そんな仲良し姉弟は『異世界を正しく裁ける人』として、異世界チヨダク王国の王女に召喚されてしまうんです! 日本大好きなこの国は法律まで日本と同じ。だけど、この世界の住人には日本の法律が難しかったみたいですね。本物の裁判官を前にして「おジャッジ様が来てくれた!」と喜ぶ異世界の人達の反応は、見ていて微笑ましいです。
卓越した記憶力で適切な法律を瞬時に引き出し、日本の判例を引き合いに事件を裁くツカサ。弟のアクトもゲームで慣れ親しんだ豊富なファンタジー知識でツカサを助けます。
そんなふたりが挑むことになるのが『勇者ご一行焼殺事件』。かつての仲間を殺した元勇者が被告という異世界ならではの案件なんですが、この事件には不自然な点が多くあって……。間違いの許されない法廷で嘘偽りを見抜き、ツカサが被告の元勇者にどのような判決を下すのか……! 最後の瞬間までドキドキしちゃいますよ!
裁判がゲームみたいで、ワクワクするッスよ~!
そして、このファンタジーな裁判を仕切るのが転移ボーナスによってアラサーから15歳に若返ったツカサッス。少女に戻っても、裁判官としての知識と熱い正義感はそのままッス! 裁判官はナメられたらいけないと、殺人の嫌疑がかけられた勇者を相手にひるまず啖呵を切るのは最高にカッコいいっスよ!
あと、ツカサの補佐官となったアクトの冷静なサポート力も見事ッスよ! ファンタジーは不得手な姉に代わって異世界住人と円滑なコミュニケーションをはかり、アクト自身も事件の真相解明のためには労力を惜しまないッス! 正しい判決を下すために真実は必要不可欠ッスからね! 異世界裁判のギミックと姉弟の活躍にはワクワクが止まらないッスよ~!