あらすじ紹介
立派な医師だった母に憧れる姫君・小春は、ついに努力が報われ典薬寮で働けることに。しかしある日、亡き母が人を傷付ける呪術を使う〈呪禁師〉の顔を持ち、自分もその力を受け継いでいるという衝撃の事実を知ってしまう。この身に宿るのは呪いの力――それでも人を救いたい。だが決意を胸に呪禁を調べる小春の前に母と呪禁について知る青年・冬次が現れ、「呪禁に関わるな」と忠告され!? 第18回小説大賞〈奨励賞〉受賞作!
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みんなからのレビュー
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かなで
21女性初の女医博士となった小竹の娘の小春。母亡き後、大納言である父に引き取られるも、最低限の食事と暴力を受けていた。だが、恩師の雪路の協力もあり、典薬寮の女医生となる。そこでであった坂上冬次との出会いが、母の死の真相を暴いていく。 呪禁師に関わる本を最近読んでいたので典薬寮になぜ呪禁師がいたかとかわかりやすかった(つまりこの本だけだとさらりとした説明だけ)。 呪禁師の血筋を受け継ぐ小春だけど、誰もやり方をしらないというのは危ない。あと冬次とのラブも少なめで、全部が続巻が出る前提なのか中途半端だった…。 続きを読む…
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莉芳
15うーんまずますかな。主人公の医者になりたいという決意が結構あっさり何度も揺らぐのが微妙。勢いで家を出たけど本当に何も考えていなかったのね。いずれバレた時のことを考えて少しでも計画立てておこうとは思わなかったのか。無鉄砲で考え無しなところも多かったからあまり共感はできなかった。冬次は男前で格好良かった!元皇子は予想外だったけど。普通毒味するよねとか贈り物が違った時点でもっと早く怪しむべきではとか突っ込みどころは多かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
虚と紅羽
9女医博士であった亡き母に憧れ女医生となった主人公小春ちゃん。母が禁忌である呪禁を使っていたことを知り葛藤するも、母の患者や親族、弟子と触れ合うことで知らなかった母の事を知って。そうして母への、女医への思いを強くしていく。 うん。全体的に薄っぺらいね!山はあったけど直ぐに解決してたし。いくら帝からでも命狙われてる身ごもった女御の食べ物毒味しないわ、どっから出てきたそのフラグ、とか、浅いし薄いしなんだかつまらない。 冬次と小春とか、冬次周りの人間関係は良かったかも。橘様いい人じゃん。 イラスト残念かなぁ。 続きを読む…
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シャルル
3亡き母のような女医博士になるため、頑張る…頑張るという表現がしっくりくるような話。地の文が説明的で、小春の独白部分が多い。盛り上がるシーンで、数ページにわたって地の文が続くこともあり、物語の疾走感を失わせてる。後、単純に読んでて疲れる。これのせいか、あんまり感情移入できなかったし、設定も甘い(ご都合主義)ところがあり、全体的に楽しめなかった。 続きを読む…
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ぺち
2まっすぐな気性の主人公が快く、ヒーローである冬次と接点を深めていく流れは大変安心して読みました。ただ、ページ数が足りなかったのでしょうか。禁術とされた呪禁師の謎の解明部分や、主人公の母に対する冬次の疑念や葛藤、生まれについて、そして要所要所で匂わされていた幼馴染設定など設定が盛りだくさんだったからなのか、全てがあっさりと駆け足で盛り上がり地点が今ひとつ掴みにくい作品でした。デビュー作かと存じますので次回も好みの時代設定のものでしたら作者買いはするかなと思います。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/11/01
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784041107966