あらすじ紹介
「おまえは、一人だ」
母に捨てられたとき、妖しく美しい男にそう言われた。
以来心に蓋をして生きてきた佐名は、嫁が次々死ぬ曰く付きの男へ嫁ぐことに。
結婚式でその原因――『異形の者』に襲われ逃げ出すが、昔と変わらぬ美貌の男・忽那青紀に捕らわれ不思議な屋敷へ。
ここはあやかしの憩う家。
強大な力を持つ彼から「主としてここに住め」と脅されて!?
心を癒すのは、優しい衣とおもてなし。あやかし大正ファンタジー!
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みんなからのレビュー
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ぐっち
22あやかしをもてなす「まよいが」。15年ぶりに戻ってきた佐名と美貌のあやかし作家・青紀。今回は服で癒すお話なのですね。佐名が15年前、なぜあそこまで青紀を怖がったのかがちょっともやったけど、これから明かされるのかな?たぬきの茶釜が可愛い。。。 続きを読む…
ネタバレあり -
はなりん
204歳から天涯孤独の身となり、それでも前向きに生きてきた佐名。嫁が5人も亡くなっている曰く付きの商家へ嫁ぐ事になったけど、嫁いだその日に異形のモノと対峙し逃げ出すが、途中で攫われ、目覚めると幼少期に住んでいた家で、子狸の妖と美形の妖がいて、家の主人にと請われる。佐名が前向きで可愛いのと、子狸と子狐が可愛い!青紀がだんだん佐名に絆される様子が良き。お母さんのエピがウルッとして、青紀が守っているものが守られて欲しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっしー
19表紙絵とタイトルに引かれて手に取りました。佐名の慎重なようで大胆な行動力が良いですね。自分の行動にきちんと責任を持っており、やりとげようとする姿勢に好感が持てました。青紀もイケメンでしたが…個人的には本性の方が可愛くて良いですね。狐と狸のバトル、見ていて微笑ましすぎます。純有の扱いがやや不憫なようにも感じますが…昔から聞かされてきた教えを鵜呑みにしない思考が持てたなら、今後変化する可能性もあるのかな。 続きを読む…
ネタバレあり -
かなで
18三川みり先生の新作。購入してよかった…🤦♀️ 大店の養女として引き取られるも奉公人の扱いと変わらない佐名は、ある日突然堂島家へ嫁ぐよう言われる。そこは既に五人の花嫁が亡くなっていた。堂島家でお披露目を待つ間、佐名は異形の者に目をつけられ食べられそうになったため逃げる。逃げた先にいたのは、十五年前と同じ姿の青紀だった。本性は狐の妖で、代々焔一族が営んできた「まよいが」を守るといい、佐名こそがその焔一族だという。そして十五年前、母は佐名を置き去りにしたのではなく、守るために死んだと聞かされる。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
虚と紅羽
15大正妖ファンタジー!「まよいが」をベースにした妖と人間の話。になるのかな? 苦労を重ねてきた佐名ちゃんと、言葉が足りない麗人妖の青紀の関係性が進むにつれ兄と妹、父親と娘みたいで可愛い。恋愛要素いらねないねこれなら。 子狸可愛い。口悪く青紀を罵りつつ心配してたり、看病したり。さりげなく狐VS狸繰り広げてるのも楽しい。人物紹介で小狐のところに「尻尾が九つある。」って書いてある時点で察するものはあったよ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/11/01
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784041099926