あらすじ紹介
父親拉致事件に彼の後妻であるルシエラが関わっていることを確信したアルティリエは、彼女との対峙を決意。
愛人としてのみならず、公爵夫人としてのあるまじき振る舞い、母親の死にも深い因縁を持つ彼女の口から、直接その思いを聞く。
一方で、エルゼヴェルト公爵の足取りを掴んだアルティリエは、国境のあるアルダラの港に向かうことになり……!?
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みんなからのレビュー
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Moemi
26前巻を読んだ時点では嫌悪感しかなかったルシエラがちゃんと哀れに感じるのは作者の力量のおかげだよなぁ、と思いました。 諸悪の根源のエルゼヴェルト公爵は、なんかもうここまで来ると、自分の家や立場に対して恨みでもあったのかな?と思えてしまいました。見つかったらそのあたりの気持ちを聞きたいところです。 最後に再会できたのは良かったですが、情勢はまだまだ不穏ですし、回収されてない伏線もあるので、次巻からの展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
TAMA
18義理のお母さんのすがれるものは愛情だけだったんだろうな。世の中の信じられるものは夫の公爵だけ。息子たちは腹違いの妹が自分たちの国のてっぺんで実にうまくやってることと、自分たちの母親との違いをこの国で働きながらどう思ってたんだろう。自身のアイデンティティ。ソレは公爵にも言えるか。意外と全部公爵のこの国へのメガンテかと思った。壊すものと守るもの(クウガ) 続きを読む…
ネタバレあり -
ゆり
14ルシエラ様が哀れでした。エルゼヴェルト公爵の思惑がここまでくると確かに裏があってもおかしくないな……彼自身は馬鹿じゃないし。お兄さん二人が有能な良い人なのでよけいになんだかなと思ってしまう。どこにいようともアルティリエはすっかり立派な妃殿下で旦那様一筋で安心して読めますね。この世界の構造が相変わらず底知れない。レーヌとナディがしっかりしている中にも可愛くて癒しでした。 続きを読む…
ネタバレあり -
絵美
12シリーズ10作目で、王都騒乱編は4巻目。今回であれやこれやに方が付く……と思いきや、なんとまたもや次回へ続く………。でもまぁ、ラストであの2人が揃ったのでもう何があっても大丈夫でしょう。 あれだけ騒ぎまくったルシエラ夫人。確かに彼女は無知で憐れな人かもしれないが、公爵を引き留める手段やアルティリエに対する対抗心を見ていると、彼女の中にある無垢さよりも卑しさや性根の醜さに目が行ってしまう。公爵はわざと彼女がこうなるよう育てて、自分が被害者という形で国を裏切ろうとしているのか。それとも他に理由があるのか……。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりもん
11ルシエラとまた対面しにいくとは予想外。途中から自分がしでかした事と立場に気づいたようだけど遅い。アルティリエがナディルと再会したので今後は相談しながらの行動だろうな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/11/15
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784047352186