あらすじ紹介
時は現代。安倍晴明やその孫たちと同じ名と性質を持ち、十二神将を供にして陰陽師を生業とする者たちがいた。
今も京都に棲む妖たちが遭遇した、安倍晴明を名乗る禍つものの正体は?(「久方ぶりの再会」)
成親の夢に立った高淤の神に会うため、紅蓮と東京を発った昌浩の京都めぐりの顛末(「遠からんものは音に聞け」)など、
再録&大量書き下ろしで一冊に! 現代に生きるもうひとりの“少年陰陽師”の物語が幕を開ける!
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みんなからのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
42人の中には魂魄があって、魂の方は人の陽の部分、駆け巡る気を意味するのだという。だからきっとこれは平安時代の「あの孫」の魂を受け継ぐ物語。久々に会う13歳の昌浩は頑是なく、惜しみなく家族や周囲の人達から愛情を受けて、すくすく成長中。平安編の昌浩が絶賛大変中!なのでこちらの昌浩にはとてもほっこりさせてもらいました。やっぱり昌浩にはこれくらい元気でいて欲しいなあ。彰子や蛍や比古も適度にわちゃわちゃしていて和みます。平安編もずっと読み続けるつもりだけど、こちらも天文部の先輩達などの登場する続編を楽しみにしています 続きを読む…
ネタバレあり -
フキノトウ
30現代編は明るくて読みやすい。お金を管理したり、スーパーで買い物し料理をする紅蓮に驚きました。元々、面倒見は良かったけどここまでとは (笑) そして長い間側に居たからなのか、紅蓮を恐れない太陰の姿が見れて嬉しい。 続きを読む…
ネタバレあり -
ガーガー
28平安編とは打って変わって楽しげな雰囲気の話ばかり。平安編もまたこんな雰囲気に戻ってほしいな…。他の十二神将の様子からは平安編がどんな結末になったのか推察出来ない…!どうなったんだろう。現代編はまるで京都巡りのガイド本の様で、京都に行ってみたくなってしまった。みたらし団子の美味しいお店に行ってみたい。また、たびたび冥府の官吏が出てきてちょっと可愛らしいなと思ったり。 続きを読む…
ネタバレあり -
nono
19平安時代の彼等の生まれ変わりが都合良くも現代の同じ時期に転生^^そしてずっと変わらぬ十二神将達が見守る生活を四つの短編で構成。闘いの場面はほんのおまけ程度でほとんど京都探訪と福島の桃讃歌^^戻り橋の下に居続ける車之輔が、昌浩に出会うシーンに思わずしんみりと。しかし総じて明るい話の連続で、平安編の重苦しさとは対極の軽さ。良い息抜きになりました。楽しく読了。 続きを読む…
ネタバレあり -
七月せら
18平安の世を生きたあの昌弘達の子孫で、完全な生まれ変わりではないけれどとても良く似た魂と縁を持つ現代の昌弘達。それを見守る十二神将達は千年の昔と同一人物ではありつつも世間慣れしたというか生活感溢れていて、彼らが昌弘達を微笑ましく見守っている様子がすでに微笑ましいという面白いことになっています。東京に住む昌弘達が京都の街を巡ったり、女子組がグルメを求めてお出かけしたり、ほのぼのしていて良いなあ。最近読めていない本編もいつかまた読みたいです。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/11/01
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784041056271
関連サイト
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公式サイト