あらすじ紹介
時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが……。一方、敵の天狐・凌壽と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた――。少年陰陽師“天狐編”ついに完結!!
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みんなからのレビュー
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七月せら
15〈再読〉なぜ、わたくしでなければならないの――。初めてその胸を焦がした想いは、けれど彼の決意を聞いて悟ってしまった。もしも、を談じることはできないのだと。身代わりとして偽りの名前で生きていくさだめの彼女に、何も知らないからこそ純粋に、二度と呼ばれることのないはずの本当の呼び名をくれたその声に、彼女の想いが少しでも報われたなら。闇に覆われ行く先の見えなかったいくつものさだめが、ようやくあるべき道に定まった。ずっとずっと昔から願っていて、けれど決して叶わないと思っていた願いを共に叶えて。 続きを読む…
ネタバレあり -
梅みかん
11凌壽は死ぬなら、九尾じゃなくて、晶霞の手にかかりたかったのか。 晴明と晶霞の話は叶わないと思っていた願いが叶ったけど、素直には喜べない。晶霞は本当に情が深い。 昌浩と彰子も色々あったけど、少し進展。 紅蓮が勾陣を勾と呼ぶ理由もわかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
うみ
10少年陰陽師シリーズ第13作目!天狐編完結。紅蓮が勾陣を"勾"と呼ぶ理由、清明と母の関係、昌浩の彰子への想い、章子の願い…様々なことが明らかとなり、ひとまず解決…ほんとに一時はどうなることかと毎度のことですが、冷や冷やしました 笑 次は番外編らしいので、ほっこり楽しめそう!本編も次が楽しみ! 続きを読む…
ネタバレあり -
まりもん
10凌壽との戦いにあの状態の晴明が行った時は本当に紅蓮頼むよという気持ちで読んだ。晶霞の登場で晴明の命が助かったのだが・・・複雑だ。晶霞が晴明の母で、あの晴明が母親に名を呼んでもらうことが夢だったという。その願いが叶ったが彼女は命を生命に託して死んでしまうのだから。 昌浩の方も章子と彰子のどちらを呪いから解放するかという選択を迫られた。そこで章子を選んだので彰子は阿部家のもとでまた暮らすことになるのだけど。本当に彼女でなければ駄目なんだよね、昌浩。 続きを読む…
ネタバレあり -
綾乃
9羅刹に呑まれ行方不明になった中宮章子、身代わとして参内することになった彰子を救うため、都を駆け回る昌浩。一方晴明は天狐凌壽との最終対決に向かい、定まらぬ星宿の行方は?命の刻限が迫る晴明を救うことはできるのか?天狐編完結巻。 章子に彰子への想いを聞かれた昌浩の独白。名前を呼んで欲しいと、同じ願いを抱えていた親子の想いなど、涙なくしては読めない巻となっている。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2005/07/01
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定価528円(本体480円+税)
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ISBN9784044416188
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公式サイト