あらすじ紹介
時は平安。晴明の後継・昌浩は、重い運命の選択を迫られる。黄泉の封印をとくための鍵として、紅蓮の魂は屍鬼にとりこまれてしまった。封印を守るため紅蓮を殺すか、なにもできずに黄泉の軍勢が人を滅ぼすのを見ているか……!? 失いたくないと、心の一番奥が叫んでいる。けれど――。逡巡の果て、昌浩はある一つの決意を胸に、宗主が潜む出雲国へと出立した! シリーズ“風音編”、激情のクライマックス!!
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合縁奇縁
60『紅蓮を救うか、それともこの世を救うか。究極の選択を迫られた昌浩は!?』謎の宗主の陰謀で、体を黄泉の鬼に乗っ取られ昌浩を襲った神将・紅蓮。紅蓮を救うにはどうすればよいのか!?答えが出ないまま、少年陰陽師・昌浩は、宗主の本拠地・はるか西国に向かうが…!「少年陰陽師」シリーズ第7弾。風音編完結。風音の過去と敵の正体が明らかになり、昌浩と清明の戦いは出雲へ。歪められていた風音の過去がついに明らかに。六合と心を通わせ、彼の二つ名を知るが、宗主の魔の手により一度その命をを落とす風音。もはや封印を守る為に紅蓮を殺すか 続きを読む…
ネタバレあり -
七月せら
16〈再読〉人は誰しもかけがえのない存在を抱え、その人自身もまた誰かにとってのかけがえのない存在で。願うのはただひとつ、大切な人を失って悲しむ人がいないように。けれど昌浩にもまたどうしても失いたくないものがあって。だからこれは、ほんとうに小さな我儘。優しくて切ない、切なる願い。「……ねぇもっくん…。つらいことを、覚えてなくていいよ…」だから。帰っておいで。約束を守れなくなってしまうけれど。そうして、新たな夜明けが訪れる。 続きを読む…
ネタバレあり -
雪守
13風音編最終巻。屍鬼に呑まれた紅蓮を止めるために下した昌浩の決意が胸に来ます。ああもう、本当に無茶して…。そして今回のもう一人の主役とも言える六合。その怒りは悲愴ながらも飛び抜けてかっこよかったです。失ったものは多くとも、守り抜けたものが希望をつないでくれると信じています。次巻の番外の短編、そしてその次の本編も楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりもん
13風音が真実を知った時は自分の最後・・・死の直前という状態。昌浩達が居場所を見つけた時にはすでに虫の息。六合が本気で怒りました。 昌浩の方も貴船に行き神に神殺しの力を借り、昌浩の命と引き替えにモックンの心のまま蘇らせることに。ただ、命と引き替えのもっくん復活だったのだが、昌浩は生き返ったというか死ななかったので代わりの代償が何になるのか怖いです。 続きを読む…
ネタバレあり -
梅みかん
12風音も昌浩ももう切なくて涙が止まらない。何回も読んで展開を知ってるのに、涙がでる。じい様のそんなお願い聞きたくなかったが本当に切なくて。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2003/08/01
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定価503円(本体457円+税)
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ISBN9784044416119
関連サイト
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公式サイト