あらすじ紹介
「……じい様に…生きてて欲しいんです…っ!」時は平安。大陰陽師安倍晴明に、命の刻限が迫っていた。彼の、そして孫の昌浩の中にも流れる天狐の血が、その命を削っているのだ。大好きなじい様を助ける方法を探そうと、懸命になる昌浩。だがそんな中、昌浩と彰子は、天狐・晶霞と凌壽の確執に、さらには中宮章子を狙う怪僧・丞按の攻撃に、いやおうなく巻き込まれていく……。加速度的展開の“天狐編”!!
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七月せら
14〈再読〉歪められた星宿を、冥夜に惑うさだめを、正す道を探している。皆がまだ逝くなと願っている。その渦中にいる人物は、大概の望みは叶ってしまったからあまり未練はないのだ、と笑うけれど。ただひとつ叶わない願いの行く末だけを案じている。神にも近しい力の前に、人はとても儚く無力だ。けれど強く想う心は人ならざる炎をも鎮め、偽りのない願いは神をも突き動かす。道はまだ開かれず、天命はまだ尽きてはいない。 続きを読む…
ネタバレあり -
綾乃
10晴明の命を助けるための方法を探す昌浩だったが、丞按による中宮章子への攻撃、天狐・晶霞と凌壽の確実に巻き込まれていき、彰子・章子共々異界へと連れ込まれ助けに向かった今回。 彰子を思うあまり天狐の力を爆発させてしまう 危機もあったが。 異界で倒れた晴明に「じい様・・・死んだらやだよ・・・」の一言が、どんなに憎まれ口を言おうとも、晴明を思う昌浩の気持ちが現れ、晶霞や高龗神の神をも動かす力となり、僅かな猶予を掴み取ることができた。 彰子と昌浩との仲を取り持とうと外堀をドカドカ埋め始めた策士成親が今回の癒し。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりもん
10晴明の体調はまだまだ油断できないまま章子の方に危険がせまるうえ、晴明の代わりに見回りに行った昌浩も例の僧と妖に襲われる。彰子と昌浩の絆はいいよねと和んでいる横で章子の歪んだ心があって怖い。あーいうのって妖につけ込まれるよなぁ。 続きを読む…
ネタバレあり -
梅みかん
9昌浩も晴明も大事な人のために命を張ってる。彰子も守られてるだけじゃない。彰子がいるから昌浩は踏みとどまれる。 シリアスな展開の中、成親、昌親兄上が登場すると和む。 続きを読む…
ネタバレあり -
うみ
9少年陰陽師第11巻!「天狐編」です。じい様の命の刻限が迫り、天狐同士の確執に巻き込まれ、さらには中宮を狙う怪僧まで現れ…という毎度のことながら、息つく暇もない展開です。私も昌浩と同じ気持ちです!「…じい様に…生きてて欲しいんです…っ!」 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2004/10/01
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定価524円(本体476円+税)
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ISBN9784044416157
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