
あらすじ紹介
俺はフラれた。それを機に自分を明るく偽るのは止め、素の地味でネクラな自分として生きると決める。だが自分を偽らなくなったことから、生真面目な委員長や図書館の文学少女との新たな交友関係が生まれていき――?
みんなからのレビュー
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佐治駿河
38女性同士のギスギスしたところを描く作品は大好物です。今作は特に元カノ(紺野)と新たな恋人候補(桐ヶ谷)とのやりとりは非常に良かった。また、彼女候補達の桐ヶ谷、林、高坂の互いの牽制しあいもいいですね。そんな事もありますが、主人公の田崎も紆余曲折ありますが、バスケに向き合う姿勢にも変化があり、この辺りも物語の軸として展開していくのでその辺りも評価出来ますね。因みに私の中では桐ケ谷の声は名塚佳織さんの声で終始再生されていました。 続きを読む…
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よっち
37付き合っていた彼女にフラれた高校生初の春休み。それを機に二年生からは地味に生きると決めた田崎春に、新たな交友関係が生まれていく青春小説。彼女と別れて所属していたグループとも距離を置くようになった春人の複雑な心境。そして才色兼備な桐ケ谷、図書室で出会った林、ちょっと変わった高坂といったヒロインたちとの交流。春人の苦い過去エピも交えつつ、まだ彼女たちとの出会いがすぐラブコメに繋がるような心境ではなかったようですけど、その交流が少しずつ再び前を向くきっかけに繋がりそうかなと期待を感じさせてくれる物語でしたかね。 続きを読む…
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芳樹
36ラブコメと銘打っているけどコメディではなく、思春期を過ごす高校生どうしの繋がり方を描く青春物語でした。主人公春人の視点で淡々と語られて行くのだけど、全体的に不思議な緊張感が漂う感じがあって、それが本作品の雰囲気とストーリーにピッタリだと思いました。恋人だった千尋に振られて以降、関わることになった三人のヒロインたちとの交流を通じて「何故振られたのか」に気付き、成長していく春人。そんなところに青春の煌めきのようなものを感じました。さて、春人とヒロインたちの関係はどうなっていくのか。続きが大いに気になります。 続きを読む…
ネタバレあり
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アウル
29無理して陽キャを演じ自らを偽っていた田崎春人は彼女にフラれてしまう。これからは元の根暗な性格で生きていこうとしたところに委員長の桐ヶ谷から告白されたことを切っ掛けに周りが騒がしくなっていき...な話。他の方が結構書いているようにラブコメのコメがあんまり無かった感じ。どちらかというと青春モノだよね。春人が少しずつ成長していくシーンは良かったな。まあ、コメディへの布石はこの巻でしたから始まるとしたら次巻からかな?ここからクセのあるヒロイン達とどう関わっていくのか気になる所だわ。 続きを読む…
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まっさん
27★★ 当初購入予定ではなかったものの、発売前の試読の感触が良かったので購入した作品。タイムラインを見ている感じでは正直絶賛系の評価を見掛けなかったので少し不安だったが、個人的にもそこまで惹かれるものはなかったなかぁというのが正直な気持ち。まず初めに言いたいのがこの作品は決してラブコメでは無いということ。どちらかというと青春群像劇色がかなり強い作品であり、恋愛模様は描かれているもののコメディ要素はほとんど皆無に近かったので、このタイトルを読んでラブコメを期待して読んだ人はまず間違いなく肩透かし感を食ら→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/03/19
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784040740249