あらすじ紹介
名により本質が定められる『此の世』――亥雲の国に転生した八重。ある日、化け物に襲われた八重は、かつて神だったという金虎・亜雷を解き放つ。俺様な彼に振り回されて弟捜しを手伝うが、見つけた弟・栖伊は本質を失い、異形と化す病に冒されていた。亜雷は、独特な魂を持つ八重ならば栖伊を治せると言うが……? 「俺はおまえのために解き放たれた」アブない虎に懐かれて、魂の意味を取り戻す“神様治療”はじめます!
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合縁奇縁
73「いいだろ、八重先生。八百万の化け物どもを誑かそうじゃないか」日本神話的な世界観をベースに、糸森流の独特の和がテイストされた和風ファンタジー。名により本質が定められる『此の世』に『迂路児』として亥雲の国に転生した八重。ある日、化け物に襲われた八重は、かつて神だったという金虎・亜雷を封印から解き放つ。色々な事情が重なり彼と共に行動することになった八重は、亜雷の弟を栖伊を見つけるが、本質を失い「奇現」いう病に罹っていた。この奇現がなかなか厄介で普通の人間には手に負えない。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
42異世界転生後も前世の記憶が残るゆえに周囲に上手く溶け込めていなかった八重。近隣部族に集団で嫁入りする道中で化け物に襲われ、見捨てられたところを金虎・亜雷を解き放つファンタジー。和風な雰囲気に現代から流れ着いたアレコレが巨大化した「奇物」として存在し、そこで生活したりとなかなかシュールな世界観で、孤独で自信を持てなかった八重が亜雷・栖伊の兄弟と出会い、彼らに支えられながら自分の在り方を見出す展開はなかなか良かったですね。これから三人の諸国漫遊記になってゆくのか、謎多き世界や兄弟の正体も気になるところです。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
25★ TwitterのTLで宣伝ツイートをよく見かけて気になり購入。購入前から和テイストが強い作風や俺様主人公(?)があまり得意ではないので、若干の不安を持っていたかそれが綺麗に的中してしまった。個人的には苦手な作風だなと感じた。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
23前世の記憶を保持したまま異世界に転生した八重。ある日、化物に襲われた際に、かつて神だったという金虎・亜雷の封印をとく。俺様な亜雷に振り回されながら彼の弟・栖伊を探す事となるのだが見つけた時には本質を失い、異形と化す病に冒されていた。栖伊を治せるのは八重しかいないと言われ...な話。亜雷・栖伊、兄弟だけども性格違うな~と思っていたら根っこは一緒かいw俺様な亜雷と八重のやり取りが個人的には何とも言えないぐらいええわ~。自己評価が物凄く低い八重の性格が後半になるにつれ変わっていったのも良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
22★★★★★読友さんの熱烈なお薦めを受けて。ゴリッゴリに骨太な和風ファンタジーとか良さみしかない。現代の記憶を色濃く残しているせいで、他者から壁を作られていた主人公。そんな彼女が、封じられていたモフモフ金虎に変化できる自称神様を解き放つことから始まる物語。序盤から、独自の用語や設定、主人公を取り巻く柵に理不尽な結婚など、物語が持つ情報量でしこたま嬲られる快感。大好物ですありがとうございます。そして、主人公の面倒くさい思考が最高に愛おしい。他人からの期待に応えたがりなのに、それでいて純粋な好意には気後れする。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/05/01
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784041093931