あらすじ紹介
囚われた内親王・脩子の魂蟲を探す昌浩は、益荒から斎の魂が何者かに奪われたと知らされ伊勢に向かう。
対峙した黄泉の魔物が明かした「玉依姫」を狙う戦慄の理由とは?
時を同じくして、冥官の命をうけたもうひとりの陰陽師・榎リュウ斎が動き出した……!
「神を祈る、神に祈る。守り給え。守らせ給え。すべてを」
都で、伊勢で、播磨で。戦いにすべてを懸けた命たちが繋いだのは、一条の希望の光だった――。
〈厳霊編〉第5弾!
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みんなからのレビュー
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フキノトウ
25唸りながら読んでいるこのシリーズにやっと光が。自称「すごい陰陽師」とのお別れはとても寂しいけれど、どこか晴れ晴れとした気持ちになれました。表紙にもいるけどイケメン過ぎて気づかなかった(笑)。敏次にも不穏な影が、やっぱり兄なの? 続きを読む…
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よっしー
15少しは希望のある展開も出てきましたが、まだまだ内容が暗く重すぎました…。タイトルにも入っている「柱」。嫌な予想がしていましたが、案の定といいますか…。 昌親と昌浩のやり取りは、兄としての苦悩が溢れていて、切なくなりました。早く明るい話が読みたいです!! 続きを読む…
ネタバレあり -
かなで
15救われる者と救われない者、その差はなんなのか。黄泉の入り口を塞ぐため、成親と共に封印する、その残酷な決断を実行したのは昌親。秘密主義の兄と弟に挟まれて一番辛い選択を弟にはさせなかった。それだけでも成親兄上の望みを叶えられたのだと思う。晴明に報告する昌親は言葉が出てこない。それを汲み取るじい様に泣いた。晴明の親友陰陽師は50年以上かけて罪を償った。冥官の部下は償いをすれば転生の輪に戻れる?でも、黄泉の軍勢に下った成親はそもそも夢殿に来れない? 最後は道反で不穏な感じ。比古も昌浩も道反へ。最後は道反での対決か 続きを読む…
ネタバレあり -
綾乃
9厳霊編第5弾。 今回も辛く悲しい話が続いたが、都、伊勢、播磨、夢殿それぞれで、命を懸けた陰陽師の活躍により戻った命、失われた命はあれど、僅かな希望の光が射す巻となったが。 唯我独尊の兄、秘密主義の弟に挟まれ、あまり目立たなかった昌親さんの悔しさ、やるせなさ、全てを負う覚悟。黄泉の扉を開けた陰陽師が成親さんであった事を知ったじい様の「ばか者」、全てまっとうし消えていった岦斎の最期が切なかった。 厳霊編も後一巻、出雲に巻き起こった不穏な空気を、今回射した僅かな光の希望が大きな希望の光となるよう願いたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
鶯@芒羊會
9涙無しには読めない……。冒頭、比古のシーンに涙し、その後なんとか持ち直したはずが昌親の涙に涙腺崩壊しました。今まで直接物語の大筋に絡むことの少なかった昌親の思いがこんなところで聞けるなんて。そして何より、成親の不在がこんなにも大きい。なのに播磨では氷知まで、さらには凄い陰陽師殿……戦力がどんどん削られていく。それでも希望を繋いだ巻だった。あと、不意打ちの、久々の「孫言うな!」が聞けてちょっと和んだ。次が厳霊編最終巻?待ちきれない! 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2019/10/01
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784041084496
関連サイト
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公式サイト