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みんなからのレビュー
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卯月
5再読、近未来のネット体感ゲーム〈アヴァロン〉を描く実写映画『Avalon』の、監督自身による後日譚。映画の主人公は東欧女性だが、本書の主人公は日本人男性。映画未見でも理解可能、というかゲーム〈アヴァロン〉の設定に関しては、映画既出の情報しかない(が、文章なので説明は丁寧)。著者の溢れるミリタリー愛と、“野郎の世界”的な日常描写が楽しいので、映画見た人でも読む価値はある。中華料理店の食事狼藉シーン最高(笑)。私はTH64使いのムライがお気に入り。 続きを読む…
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北白川にゃんこ
3ここはリアルかゲームの中か…。ともあれ膨大な銃の情報がとんでもない。ちょっとしたガンマニアになった気分が味わえます。 続きを読む…
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長谷川
3同名映画とは、パラレルのような作品なのかと思っていたら、地続きの物語で興奮した。映画では語られない、世界の詳細なディテールや徹底した銃器描写に、監督お得意の戦闘論など、紛れもなく押井守の小説だった。解説でも語られている通り、詳細に過ぎるディテールが、揺らぐ現実を叩きつけるラストに良い効果を出している。理詰めの分析もさることながら、最後まで面白さを損なわない小説家としての力に、改めて感服。飯を食う描写が、美味しそうで楽しそうで。 続きを読む…
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ブナ太郎
3押井守の実写映画「アウ゛ァロン」の続編。押井氏独特の銃器に関する蘊蓄や哲学が、主人公を通して随所に盛り込まれていて、心地良い。映画「アウ゛ァロン」の世界観をここまで表現できるとは思ってなかったので、少し感動した。作家としての「押井守」を認めた瞬間でもある。最後の結末に別に期待はしていなかったが、やはりそうきたか、という感じ。まあ、こうせざるを得ないのもわかる。小説は、結果が全てではなく、そこに至るまでの過程を楽しむエンターテイメントだと思っているので、個人的には問題ではない。万人に受け入れられる物では決し 続きを読む…
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G.G.
3映画のアヴァロンが光と空気と生活の作品だったとすれば、小説版はシステムと蘊蓄と生活の作品だろう。徹底的な銃器と食事の描写が大きな魅力の本作だけど、その背後には「この生活って意外と悪くなくね?」という感覚、あの黄昏の都市とゲームの中で暮らす快楽がある。精緻に解説されるゲームに魅力を感じたなら、実際に「アヴァロン」をプレイしてみたいと思ったのなら、それは実は「作中世界に住んでみたい」と言っているのに近い気がする。この本は銃か飯かRPGか、そして「それらのある生活」が好きな人なら必ず楽しめる異世界なのだ。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2003/03
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784840107426