竜歌の巫女と二度目の誓い 薬を探す子供 2
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竜歌の巫女と二度目の誓い 薬を探す子供 2

これは遠い昔の話。悲しい誓いの始まりの記憶。大切な誓いを巡る、本格伝記ファンタジー第二弾。
アマサカナタ (著者) / KeG (イラストレーター)
シリーズ:「竜歌の巫女と二度目の誓い」シリーズ(GA文庫)

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あらすじ紹介

「初めまして。僕はこの館のかかりつけ医です。彼女は僕のお手伝い」
あの誓いから一か月。平穏な日々を過ごすルゼとギルバートだったが、ドミニクと名乗る青年とラティナという名の女性の訪れによって、静かな時間は急変する……。
「竜の遺骸が、移送中に盗まれた」
それは竜が関わる不穏な報せと、その件に関する調査依頼――事件を追っていく中、ルゼとギルバートは、十二年前に交わした怪我を負った一人の少年と小さな竜の叶うことのない願いから始まった、悲しい誓いにたどり着き……
「ボクの足が治ったなら……お前の背に、ボクを乗せてくれるかい?」
大切な誓いを巡る物語、第二弾。

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みんなからのレビュー

  • よっち

    再び交わされた誓いから1か月。ルゼとギルバートのもとを専属医者ドミニクと手伝いのラティナが訪れ、その報せをきっかけに静かな時間が急変してゆく第二弾。竜の遺骸が移送中に盗まれた事件と調査依頼。十二年前の少年と竜の悲しい誓いと、竜騎士失格の烙印を押されたドミニクの兄・ガーヴィン。相変わらず不器用でお互い思いが伝わらない二人にはもどかしい気持ちになりましたが、同時に少年と竜の悲しいすれ違いや、竜歌の巫女を巡る過去を突きつけられる展開でもあって、それを乗り越えたこれからを期待させてくれる結末はとても良かったです。 続きを読む…

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  • まっさん

    ★★★☆ 一巻から引き続き綺麗な物語に仕上げてきたなという印象。今巻でもきちんと約束を枷という形で物語に組み込んでくる手法はお見事の一言であり、約束の当事者である二人の想いのすれ違いを上手く表すことによって、大きな感情移入を抱かされてしまった。物語の結末もかなり好みの締め方であったし、前巻同様そこまで大きな山場がある訳ではないながらも(特に中盤以降)物語に惹き込まれてしまった。ただ、やはり前巻同様某赤髪系竜騎士に対する好感度がマイナス方向に振り切れており、更に今巻では前巻の印象に加えて別ベクトルのフラ→ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ひぬ

    前巻の終わりの誓いから一ヶ月が過ぎ、ギルバートの下で働くルゼ。相変わらずギクシャクしている二人ですが、客人の来訪により事態は急変します。ラティナとドミニク、そして「竜歌の巫女」の死によって狂ってしまった人の人生を巡る一連の出来事に対処することになります。前巻同様、登場人物の感情を繊細に描いていたと思いました。すれ違いはしたとしても、まだいくらでもやり直せる時間はある。二人がこれから共に歩む道に幸あれ。それにしてももう一組の二人のルゼとギルバートはオズが仲を保たないと変な方向に走る不器用なヘタレペアですね… 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ユウ@八戸

    竜歌の巫女の生まれ変わりとして受け入れられ、平穏に過ごしていたルゼとギルバートの元にいかにもワケありなふたりが訪れる2巻。かつての竜歌の巫女が処刑されたことにより人生を狂わせた人間と、その不幸に見舞われた周囲の物語。1巻が綺麗に終わったので『今度はこうきたか』と。おもしろかったです。純粋で嘘をつかないはずの竜の献身が悲しい。ルゼとギルバートの関係の絡ませ方が見事。しかしこのふたり、オズがいなかったら進展ないのでは。やきもきする。あからさまに怪しい人も出てきたので3巻が楽しみです。けっこう好きドンキー。 続きを読む…

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  • 真白優樹

    再びの誓いから一か月、ルゼとギルバートが穏やかな日々を過ごす中、謎の青年とそのお手伝いとの邂逅を切っ掛けに、新たな騒動へと巻き込まれる今巻。―――あの日の悲しみ、あの日の誓い。時を経れど、変わらぬ想い。 報われぬ誓い、哀しき嘘を信じながらも。竜歌の巫女の死の傷跡に触れながら、お互いを大切に思うが故にすれ違う心をすり合わせる巻であり、哀しさがあるからこそ温かさの際立つ、物語としての面白さがまた一歩深まる巻である。もう一度、今度こそ隣に並び立つために。その誓いは何処へ向かうのか。 次巻も須らく期待である。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/03/13
  • 定価
    781円(本体710円+税)
  • ISBN
    9784815606336

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