あらすじ紹介
卒業するために、私の恋人になってくれませんか?
卒業条件は恋人を作ること――少子化対策のため設立されたこの高校で、訳あって青偉春太には恋人がいない。
このままいけば退学の危機迫る中、下された救済措置は同じく落第しかけの転校生・黄志薫と疑似カップルを演じることで!?
放課後は二人で仲良く(見えるように)下校し、休日には街で(楽しそうに)デート。
お弁当を食べさせ合ったり、身体を密着させてツーショットを撮ったりと、“退学を回避する”ため結託した春太と薫は恋人(?)のように振舞う。
しかし、学校からの課題はますますエスカレートするばかりで……?
疑似カップルから始まる青春交錯ラブコメディ、堂々開幕!
みんなからのレビュー
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芳樹
28標題からどういう内容を想像するでしょうか?私は自称彼女のウザカワヒロインに主人公が翻弄されるラブコメを想像しましたが、全く違いました。恋愛至上を謳う高校で、とある事情から恋愛を頑なに嫌悪する黄志薫に、幸せな人生を送って欲しいと願う青偉春太が全力で向き合う学園青春物語でした。好みが分かれる春太の言動ですが、私はそんなに気になりませんでした。むしろ「皆で青春を謳歌しよう」という春太の熱い心を表現するにはピッタリなのではないかと感じます。この二人の関係がどうなるか。続きが大いに気になる愉快痛快な新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
28卒業するには恋人を作ること、少子化対策のために設立された高校に入学した主人公である青偉春太だったが訳あって恋人がいなかった。このままでは退学の危機が迫る中、救済措置で同じ状況の落第しかけの黄志薫と疑似カップルを演じることになり......なラブコメ作品。う~~ん、個人的には合わなかった。ラブコメなのに文字がぎゅっと詰め込まれててテンポがイマイチよくなく、コメディの部分でも笑える感じでもなかったのがな~。まあ、個人の感想なので好みは分かれるかんね。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
19【酷評】 恋愛至上主義が極まった高校で青春狂い主人公が偽造カップルを作る話。 幸せ=恋愛でカップルであれしろこうしろと行動も指定されているのが嫌に腹立つ。 恋愛を国是とする高校なのだから当然だが、そこから青春至上主義の主人公に繋げるのも腑に落ちない。 青春=恋愛なのか? 自己矛盾を抱えた少女に愛を肯定させる流れに疑問を感じる。 キャラのノリやテンポから見てそんなことを考える話じゃないのは分かるのだが、先生を始め同じネタで引っかき回して空白が生まれるためついつい上記の事を考えてしまう。合わない作品だった。 続きを読む…
ネタバレあり -
桜庭かなめ
14恋愛推進法という法律の下に設置された国立恋実高校を舞台に、過去の"罪"で女子から嫌われている春太と、恋愛することを嫌う転校生・薫によるラブコメディ。独特の地の文でとっつきにくかったが、段々と面白く感じてきた。最悪な関係から、学校からの指示とはいえニセの恋人になって距離を縮めていく流れがいい。薫はパンツ見られて嫌っていたのに、ショッピングデートでは春太が選んだパンツを買うとは。ラストにはちゃんと穿いているし。ただ、一番強く印象に残るのは担任の灰崎先生。色々な意味でキャラが強すぎる。 続きを読む…
ネタバレあり -
ランドセル太郎
13青偉春太は転校してきた白埜咲百合に一目惚れ。しかし、同時に転校してきた黄志薫は恋愛と春太に嫌悪感を抱いていた。恋愛しなければ留年してしまう恋実高校の必須である恋愛テストを白紙で出した薫は担任の命令によって春太とお試しカップルに。恋愛による青春は素晴らしいことを知ってもらうことと咲百合に振り向いてもらうために春太は奮闘する。 第7回オーバーラップ文庫大賞《銀賞》受賞作。好きでもなく、ましてや嫌われている女の子に本気を出せる春太の行動は考えさせられるものがありました。個人的には好きな主人公です。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/01/25
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784865548204