
あらすじ紹介
『中学校卒業までにタイトルを獲れなければ引退させます。そして――』
女流名跡リーグ、遂に開幕。
あいは両親と交わした約束を守るため、親友に貰った秘策を胸に東京へと乗り込む!
「使うよ……澪ちゃん!」
一方、史上最年少二冠を目指し各地を転戦する八一は、多忙を極める中で恋人に提案する。
「結婚しよう」
「ふぇ!?」
四段昇段という夢を叶え、想いが叶い、あらゆる幸せを掴んだ銀子。
そのプロデビュー戦の相手は……人間の形をした、最凶最悪の、才能。
虚構か、それとも予言か。将棋界の新たな章が始まる、激震の14巻!!
みんなからのレビュー
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海猫
136前巻は小休止といった感じで、今回が最終章開幕編。八一と銀子のイチャイチャモードをニヤニヤして楽しんでいたら、それはいつまでも続くものではなく、新たな試練が始まる。ドラマが濃く、ストーリーが勢いよく進行するのは気持ち良く、ぐいぐい読んでしまった。中身の濃さもあって読み応え抜群。実際の将棋界のことはよく知らんけど、藤井聡太がフィクションを超えそうになったり、現実に負けないため取材が必須なんだろうな。今回、展開の容赦の無さに唖然とした。雛鶴あいも自分の道を歩き始めたし、どうなっていくのか。いよいよ目が離せない。 続きを読む…
ネタバレあり
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ばたやん@かみがた
96冒頭で涙腺決壊。反則やろ、白鳥先生。しかし、この銀子の記者会見、天衣の無防備とも言える駅での接近、あいとの急ぎの金沢デート、全てが次のステップへ向けての布石だったことを読者は思い知らされる。人のこうでありたいとする思いを超えて、冷酷さ、ままならなさは人の世の常。読者が、尋常ならず八一、銀子、あい等の身の上に肩入れしてしまうのは、その不条理と言う名の世の「条理」を、彼らが体現しているからだ。彼女達が一旦退いたその隙を当然の如く突いて、八一に対する京都と神戸からの猛ラッシュが予告され、こちらも見逃せない。 続きを読む…
ネタバレあり
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芳樹
77最終章に相応しい怒濤の展開。八一の二冠を賭けた戦いはあっさり目でしたが、あいと銀子それぞれの一局はとても熱く語られて、彼女たちの思いの強さが改めて心に響きました。銀子とあいが八一との関係に下した決断には胸が締め付けられましたが、全てはそれぞれが目指す未来のため。今は受け入れるしか無いですね。そして天衣。ここでこう来るかと。傷ついた八一を救うのは彼女なのか。万智の動きも不穏だし(最後のイラストに描かれる悪そうな笑顔が怖い)、今後の展開が大いに気になります。 続きを読む…
ネタバレあり
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オセロ
72最終章はまさに波乱の幕開け。 銀子の記者会見では釈迦堂さんのスピーチに感動し、八一と銀子のイチャイチャやあいと金沢でのデートなど平和だった前半から一転して中盤から急展開が待っていました。 銀子のプロデビュー戦、八一とあいの対局を通じて2人の決断には驚きましたが強くなるには必要な過程なのかなと。そして2人の決断を受け入れられず傷心した八一の前に現れた天衣と八一を虎視眈々と狙う万智。次巻も楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり
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かんけー
72読了♪色んな意味でキャラクターがそれぞれの想いの深さと自ら選んだ応えの先に何を見るのか?冒頭、あいと天衣は千駄ヶ谷の将棋会館で対戦相手に?浪速の白雪姫は女性初のプロ棋士記者会見に臨み、釈迦堂女流棋士会長から師匠清滝鋼介の「本当」を知らされ、堪えきれず号泣してしまう...その感情は読み手にもストレートに落涙を促す程に。会長も「ありがとう銀子。よくがんばったね...」と涙ながらに。桂香さんの動画プレゼンにJS 研のメンバーの誕生日お祝いメッセージからの優しさ溢れる?もヒゲ親父たる清滝師匠のヒゲ火事でエラい→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2021/02/13
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784815606619