あらすじ紹介
国内有数の蔵書数を誇る宇伊豆学園の図書館には、広大かつ深遠な《地下迷宮》が存在した。
高等部に所属する図書委員の守砂尊は、ある日、立入禁止の《閉架書庫》に足を踏み入れ、この図書館に隠された真実を知る。――地下に収められた奇書や希覯本、異能の力を秘めた魔書を手に入れるため、図書委員たちが果てなき迷宮探索に挑み続けていることを――。
秘密を知った守砂は、他の図書委員とチームを組んで、妖魔が跋扈する迷宮で未知の蔵書を探す《地下レファレンス》をすることに。しかし、それは楽しくも波乱に満ちた日々の幕開けで……!?
みんなからのレビュー
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よっち
44国内有数の蔵書数を誇る、宇伊豆学園図書館の地下にある広大な地下迷宮。高等部の図書委員・守砂尊が立入禁止の閉架書庫に足を踏み入れ、図書委員たちの迷宮探索を知る学園ファンタジー。かつて断念した冒険家の夢。秘密を知った尊がチームを組んで始めた、妖魔が跋扈する迷宮で未知の蔵書を探す地下レファレンスの冒険。苦い過去を踏まえた尊の発想や、他の図書委員たちとの駆け引きがなかなか面白かったですけど、ここからどう展開を広げていくかに期待ですかね。尊を好き過ぎて怖い三火や他のヒロインたちとのこれからも楽しみにしてます(苦笑) 続きを読む…
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Liuche
29【KU】主人公の性格のギャップが良い味出してる。図書館なダンジョンを、魔書を用いて探索っていうのも良いね。面白い。 続きを読む…
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まっさん
28★★★☆ 「昔勇者で今は骨」の作者である佐伯先生の新作。広大且つ深遠な地下迷宮を舞台に幾多の魔法生物を倒しながら探索を進めるというこてこてのファンタジー作品。この作者の作品は初めて読むのだが、個人的に文体が合わないのか序盤は読み進めるのにかなり手間取ってしまい、また純度の高いファンタジー作品としては致命的な物語内の光景を脳内で描写する事が難しいという点でも読むのに手こずってしまった。しかし、中盤を過ぎた辺りで徐々に物語の雰囲気を捉える事が出来始めたのかゆっくりと没入感を得る事が出来、読み終えた頃には次→ 続きを読む…
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アウル
26国内有数の蔵書量を誇る学園の図書委員である守砂尊はある日、立ち入り禁止の閉架書庫に足を踏み入れるたことにより隠された真実を知る。楽しくも波乱に満ち溢れた日常を謳歌していく話。なんか読みやすいし主人公の本性がなんかめっちゃ好きだったわ。冒険ものだけども、尊の能力はサポート向きのもので、隊の目的も救助をメインにしたりと色々と異端なんだけれど違った楽しさがあって引き込まれたわ。尊の真の目的とかもね。まだまだこれからだし続きが楽しみだな。 続きを読む…
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のれん
20図書館+迷宮というありそうでなかったジャンル。十進分類法やレファレンス形式など、実在の日本図書館のやり方をそのままベースにダンジョン探索する。 巨大図書館の閉架書庫は文字通り迷宮を想わせる風格があるので個人的にはイメージし易かった。 主役を中心としたキャラ付けなど読みやすくはあるが、展開の起伏という点で見るとイレギュラーさが足りなかったかな、と感じた。 本を探索が目的、主人公の能力がマッピング、といった実用的かつ面白いが、地味さが目立つテーマの第一巻だからしょうがなくもあるのだが。 その辺は次巻に期待。 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/12/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049130751
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
現実とゲームの感覚が融合していて冒険心がウズウズするよ...!!
そんな書庫迷宮を探索する組織が、図書探索委員。学園の生徒で構成された探索委員の役目は、迷宮をうろつく怪物、「魔書生物」と戦いながら、様々な本を地上へ持ち帰ること。もちろん、異能があっても怪物と戦えば無事にすむはずもなくて、迷宮では死者が出るのも日常なんだけど……
でも大丈夫! 受けた傷は書庫から出ればなかったことになるから、死人も迷宮の外に出れば生き返るんだよ。だから、強敵と異能で戦いながら迷宮を踏破していくゲームのような探検が、この学園では部活みたいな感覚で楽しめるんだ! どう? とっても冒険心がくすぐられない?
本を持ち帰ればちゃんと報酬も出るから、委員ではみんな隊を組んで積極的に迷宮へ挑んでるんだよ。自分の異能に合わせて役割を受け持ちながら、広大な迷宮をマッピングしたり、かわいい後輩と死線をくぐったり……ボクも友達や、キミと一緒にこんな探検がしてみたいな……!
書庫の迷宮ダンジョンなんて夢のようなお話でしょう!!
本の記述が具現化した「魔書生物」が、至るところで侵入者を待ち構える書庫迷宮。人を簡単に殺せるほど巨大な犬に、影に紛れて首をへし折るシャドウと、書庫内は統一性すらない凶悪な敵のるつぼと化しているように見えるのですが……
実は、そんな書庫迷宮の設定は、現実の図書館と同じく図書分類法に則っているんです。ですから、地下4層の486、図書分類法では動物学・昆虫類の区域へ向かえば、巨大なカマキリが鎌を振るいながら襲ってくるんですね。こういうところで説得力のあるお話って、すごく好きになっちゃいます……!
とはいえ、書庫迷宮は誰も全貌を知らない未踏の場所。迷宮内の本には、今の人類には読めない言語で書かれた本も存在するのだとか。こんな書庫の深部には、いったいどんな本が眠っているのでしょうね……? ふふっ、今から楽しみでたまりません!