あらすじ紹介
本は読み手を、いつも見守ってくれている。
本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると妖精が泣いていた。妖精のような少女は姫倉蛍といい、悠人先輩の妹だという。むすぶは先輩から妹が本に“罹患”しているのではないかという深刻な相談をされる。本と深く共鳴する“罹患”は、時に人を破滅的な行為に走らせてしまう危険な状態だ。さっそく蛍をよく知る本たちに話を聞きに行ったむすぶは、思わぬ壁にぶつかってしまい――。むすぶは本の言葉を解き明かし、少女の涙の理由を知ることができるのか!?
みんなからのレビュー
-
よっち
51本の声が聞こえる少年・榎木むすぶが、学園のアトリエを訪れると泣いていた妖精。むすぶは悠人先輩から妹が本に罹患しているのではという深刻な相談をされる第二弾。万引される本たちの悲しみ、サッカー部・赤星に言い寄られ困るハナちゃん、悠人先輩の妹・蛍が抱える複雑な想い、赤星がひた隠すコンプレックス、そして夜長姫との出会いのエピソード。人の心の機微には疎いけれど、辛い思いをしている本や人のことを放っておけなくて、だからこそむすぶはみんなに愛されるんですよね。夜長姫の嫉妬も可愛いけど、ハナちゃんとの今後も気になります。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
47読了♪本に恋する榎木むすぶの日常系ビブリアファンタジーの第二弾(^.^)「小僧の神様」は神様に会いたかった」しおちゃんと小僧くんの思いが純粋で良いですね~(⌒‐⌒)今問題の本◯盗を題材に、いじめと義理との狭間で苦悩するしおちゃんの心理描写が的確でニンマリ♪相変わらず悠人先輩のブラックさが抜きん出ていて可笑しい(^_^;)夜長姫の怨念wも相変わらずで可愛い過ぎる~♪各オムニバスの章末夜長姫のモノローグが楽しく可愛い♪「ハナちゃんのことが好きで好きでたまらなかった優しい本の姉妹たち」ハナちゃんとは妻科さん→ 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
45さて今巻、放課後にむすぶが古書店で見つけた「さらわれて売られてきた」本と、かつて売られていた書店の子の「シオちゃん」に纏わるお話から始まる五編のお話です。今巻もとても面白かったです。印象に残ったのはやはりというか蛍が中心の姫倉家のお話と赤星先輩と妻科さんのお話でした。それにしても真貴さんも波乱万丈な人生を送っていますね…、そんな母親との違いに、いい話ながらも苦悩する蛍と特殊な部類の人と悟っている悠人先輩の対比が面白かったです…w 赤星先輩の話については…、これまたむすぶもかなり特殊な部類に入るんだなと→ 続きを読む…
ネタバレあり -
ゆなほし
44シリーズ2作目。むすぶが学園のアトリエを訪れると、妖精のような少女が泣いていて…。今巻も、むすぶが本の声を元にさまざまな事件を解決していくが、1番気になっていた彼の恋人本「夜長姫」との出会いについてのお話が収録されているのが嬉しい。まだまだ全ては語られておらず、非常に続きが楽しみだ。「嵐が丘」という本は初めて知ったのだが、とても情熱的なお話のようで、そちらも機会があれば読んでみたい。相変わらずむすぶと夜長姫のいちゃいちゃシーンはむず痒くなるくらいだが、嫉妬深い夜長姫が可愛いので許す! 続きを読む…
ネタバレあり -
harupon
43本の声が聞こえる高校生榎木むすぶ。本たちの“お願い事”を解決すべく、ポケットにいれた恋人「夜長姫」に嫉妬されつつ奮闘する。引用作品「小僧の神様」「すべてはモテるためである」「嵐が丘」等。悠人先輩の妹蛍の話では、むすぶは英語版の「嵐が丘」の声を聴くのに苦戦。赤星先輩の隠れた努力、本のモテ美の応援。妻科さんの想い人。第五話で私が知りたかった「夜長姫と耳男」の本がでてきた。うわぁ~怖い話。とりあえず図書館予約。むすぶを束縛する夜長姫、可愛いのか怖いのか…。文学少女二巻「~飢え乾く幽霊」でも「嵐が丘」がネタ本。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2020/11/30
-
定価737円(本体670円+税)
-
ISBN9784047364264
関連サイト
-
公式サイト
-
公式Twitter