忘れえぬ魔女の物語
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忘れえぬ魔女の物語

彼女とわたしの、不器用な想いにまつわるすこしフシギな物語。
著者: 宇佐楢春 (著者) / かも仮面 (イラストレーター)
シリーズ:「忘れえぬ魔女の物語」シリーズ(GA文庫)

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あらすじ紹介

今年進学した高校の入学式が三回あったことを、選ばれなかった一日があることをわたしだけが憶えている。そんな壊れたレコードみたいに『今日』を繰り返す世界で……。
「相沢綾香さんっていうんだ。私、稲葉未散。よろしくね」
 そう言って彼女は次の日も友達でいてくれた。生まれて初めての関係と、少しづつ縮まっていく距離に戸惑いつつも、静かに変化していく気持ち……。
「ねえ、今どんな気持ち?」
「ドキドキしてる」
 抑えきれない感情に気づいてしまった頃、とある出来事が起きて――。
 恋も友情も知らなかった、そんなわたしと彼女の不器用な想いにまつわる、すこしフシギな物語。

パートナーのおすすめレビュー

  • 綾乃

    綾乃
    綾香ちゃんが経験する「一日」は、普通の人とはちょっと違うんだ。同じ日付だけど、少し違う出来事が起きる「一日」が何度か繰り返されて、その中のひとつが採用されて、次の日を迎えるんだって。

    そのせいで彼女はずっと苦労しててね。選ばれなかった日の記憶に触れるだけでおかしな子として見られちゃうから、友達なんか作れるはずもなかったし、そこを乗り越えて誰かと温かな「一日」を過ごしても、その日はなかったことになったり……もう心が擦り切れちゃってる綾香ちゃんは、大仰に悲しんだりはしないんだけど、だからこそ、彼女がかすかにこぼす寂しさが逆に切なくて! 綾香ちゃん、そこまで我慢しなくても誰も怒らないよ……?

    でも、そんな彼女が初めて本当に仲良くなれる女の子が、未散ちゃんなの! 周りから敬遠されてる綾香ちゃんにも親しく接してくれて、変なことを口走っても受け止めてくれて……今まで孤独だったところに、そんな子が現れてくれたら、心も揺り動かされちゃうよね! もっと未散ちゃんのそばにいたい、一緒にいたい……擦り切れちゃったはずの綾香ちゃんが抱く不器用な気持ちには、うまく言えないけど、とってもエモいものを感じちゃったよ~!
  • つむぎ

    つむぎ
    繰り返される「一日」を知覚し、世界に採用されなかった日々も全て記憶している綾香。そんな彼女は、他人と記憶を共有できないだけでなく、もっと切実な運命も抱えているんです。

    「一日」が繰り返され、うちひとつが世界に採用されるまでの日数は、平均して5日程度。そんな毎日の中には、なんと6分の5の確率で綾香の知人が死んでしまうような「一日」まで存在したり! 全ての「一日」を記憶している綾香にとって、それは知人の死を5回分体験してしまうことでもあって……何でもない日常の中に紛れ込む、とてもシビアな綾香の視点には、思わずのめりこんでしまいましたね……!

    そんな綾香の毎日は、初めてできた大切な女の子、未散との仲にも影を落とします。恋なんて全く知らなかった綾香が、未散と初めてキスをした「一日」だって、世界の選択によってなかったことになって……やりきれないですね……。けれど、それでも! どんな「一日」がなかったことになっても、確かに通じ合っていく綾香と未散の関係が、本当に尊く感じられるんですよね……!

    そんなふたりをかわいさとエモさたっぷりに描く、かも仮面先生の刺さるイラストにもぜひ注目してもらいたいです!

みんなからのレビュー

  • よっち

    壊れたレコードみたいに何度も繰り返す日々を生きる女子高生・綾香。そんな彼女が次の日も友達でいてくれた未散と出会う、恋も友情も知らなかった二人の少しフシギな物語。事情を知る従姉の優花以外は誰にも理解されない綾香。繰り返される同じ日から無作為に選ばれる一日と、彼女だけが覚えているたくさんの思い出。けれど未散の存在は波紋を投げかけるように彼女に変化をもたらして、かけがえのない存在だからこそ簡単には諦めきれなくて、不器用でひたむきな想いで挑み続けた末に見事乗り越えてみせた彼女たちの結末がとても印象的な物語でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 日坂愛衣

    やはり女の子同士のかけがえのないの絆が尊い。とある理由で人より大人っぽくの綾香と無邪気で元気の未散の微笑ましい日常生活はワクワクしながら読んだ、そして彼女らがお互いを寄り添う過程の描写も気に入る。最後のあのザ王道な展開も何度見てもゾクゾクな感じ、そして色々によって最後あの10月12日にたどり着くのは本当に良かった 続きを読む…

    ネタバレあり
  • かっぱ

    選ばれなかった一日を記憶しながら毎日を過ごす、恋も友情も知らない少女が紡ぐタイムリープ物。自身にとって幸せな一日も選ばれなければ事実にはなり得ない。あったかもしれない可能性の一日を経験しながら拾えずに生きる綾香の孤独は読んでいて胸が痛かった。そんな中、変わらずに友達として傍にいてくれた未散の存在はどれほど彼女のことを救ってくれただろう。生きることは目的じゃない。未散との出会いをきっかけに少しずつ変わりはじめた綾香がもがいた傷跡は僕たちが憶えている。幾重もの繰り返しの先に描かれたイラストがとても印象的だ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ツバサ

    何度も繰り返す日々を生きる少女達の絆が感じられました。惨劇が始まり、どうなるかとハラハラする最後に掴み取った幸せはイラストも相まって素晴らしいものでした。とはいえ、引っかかることもありました。総合的にはどう判断すればいいのか迷うというのが本音です。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    同じ一日を何度も繰り返し一日を選ぶ。そんな事実を只一人知る少女が、将来魔法使いになると言う少女に出会い始まる物語。―――記憶は無くとも心にある、だから希望も絶望も迎えに行ける。 無味乾燥とした日々の中、初めて出会った感情が希望となる。そう言わんばかりに何処か寂寥とした世界の中、尊い絆がエモく、何処か染み渡るように畳みかけてくる物語であり、「尊い」としか言いようのなく、正に万雷の拍手を送りたくなるかのような物語である。掴んだ明日の先、二人を待つのはどんな未来のどんな明日か。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/01/15
  • 定価
    660円+税
  • ISBN
    9784815607708

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