
あらすじ紹介
「あの箱ですか? 私達の永遠の命を守ってくれるものですよ!」国に入る前に、キノとエルメスは答えをもらいました。答えが全然理解できなかったので、キノが訊ねました。背広を着た入国審査官は、とても若い男でした。まだ二十歳前に見えました。彼は、それはそれは嬉しそうに、手続きそっちのけで説明してくれます。「あそこには、たくさんの国民達が眠っています!」「眠っている……?」キノが首を傾げました。「つまりまさか――」エルメスの言葉を、「墓地じゃないですよ!」入国審査官は笑顔で遮りました。「みんな生きています! ただ――」キノが反対側に首を傾げました。(「眠る国」、他全11話収録)
みんなからのレビュー
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雅
70久々の大好きなシリーズ。この雰囲気がたまらない。まだまだ、いろんな国を見てみたいな 続きを読む…
ネタバレあり
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星野流人
30「ロボットがいる国」は読み終わってみるといい国で、ほのぼのしました。師匠の懸念は自分と同じだったので、それを踏まえてもほのぼのします。「戦える国」はオチが秀逸で好きなエピソードでした。「狙撃犯のいる国」はアクション全開で活躍するキノが見られたのが楽しかったですね。あらゆる意味で後味の悪いエピソードで、読み終わってから胸が詰まる思いでした。「赤い霧の湖で」はシンプルに美しいエピソードだったと思います。弟子のこういった一面を見るのも珍しいので、楽しかったです。 続きを読む…
ネタバレあり
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Mie Tange
24キノ23巻。短編集。 相変わらず皆がワキャワキャしてて楽しかった(笑) "ロボットがいる国"、"戦える国"、"狙撃犯のいる国"あたりが 皮肉にブラックで好き(>□<)ノシ 続きを読む…
ネタバレあり
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よっしー
20久しぶりの「キノの旅」。やはり、安定の面白さがありますね!! こじんてきには「愚か者は死んでもいい国」のお話です。どんな独裁者がいて圧政を強いているのかと思っていたのですが、話が思わぬ方向に進んでいって予想外のオチでした。「眠る国」は、眠った後どうするのか気になりますね。永遠に眠り続けるのであれば、死んでるのとあまり変わらない気が…。 続きを読む…
ネタバレあり
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七月せら
20「ロボットがいる国」現実にはきっと夢物語だけれど、とても温かくていいなと思いました。「眠る国」何を夢見て日々を生きるのかは人それぞれ国それぞれとはいえ、それでいいのか…?キノと一緒に黙ってしまいました。「狙撃犯のいる国」ただの自己満足による事件なのかもしれないけれど、何故か後味の悪い気はしない。本気とまではいかないけれどキノのお手並みも見られて楽しいです。扉絵の狙撃キノが格好いい。「赤い霧の湖で」幻想的な余韻がとても好きです。師匠の知らない相棒の一面も垣間見えるかも。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/11/10
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784049133189