あらすじ紹介
救国の乙女が邪悪を祓う――!
人々を癒す力を持つ聖女となる預言を受け、習わしにより王太子リオンと婚約した令嬢のエミリー。
だが力が覚醒する兆しはなく、エミリーは偽の聖女と呼ばれ、婚約破棄を告げられてしまう。
預言を偽った罪人として囚われたエミリーに代わり、聖女の座にはリオンにべったりの令嬢ジェニファーが就くことに。
しかし、彼女の“祝福”を受けた人々は次々に倒れ始め……。
一方、牢で悲嘆に暮れるエミリーは王国の惨事を知り、ついに聖女の力が覚醒し――!?
エミリーは偽の聖女の汚名をそそぎ、王国に潜む邪悪を打ち祓うべく立ち上がる!
真の聖女として目覚めた令嬢が奇跡を起こす救国譚、ここに開幕!!
みんなからのレビュー
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真白優樹
9聖女となる預言を受けれど力に目覚めず、婚約破棄された少女が力に目覚め、王国に潜む邪悪を打ち倒すべく戦いを始める物語。―――その力と心で救え、愛した国を邪悪から。全体的に言うと少女小説にバトルとドタバタを混ぜた物語であり、誰も物語の上で無駄な人物がおらず、きちんと全員がそれぞれの心のままに動いているからこそ面白さがある物語である。一つの物語が終わりまた次へ。果たして、唐突にまるで少女小説が如く連れ去られた先、そこで待っている物語とは。王子様は少女を守り抜けるのか、彼女を狙う敵から。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
絵美
7聖女になると預言され、幼少時に王太子の婚約者となった侯爵令嬢ヒロイン。しかしその力はなかなか目覚めず、偽聖女のレッテルを貼られ婚約破棄されたばかりか、真の聖女を名乗る男爵令嬢の“おねだり”により処刑されることになり……。 よくある悪役令嬢=聖女ものだけど、最後まで楽しく読めた。1巻ということで真の黒幕(魔王?)にはたどり着けていないが、この国での騒動は決着がついたので次巻は帝国が舞台になるのかな? ジェニファーには同情すべき点も多々あるが、それでも彼女のせいで亡くなった人々のことを考えると、 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
7能力だけでは人は驕り、人格だけでは民に言葉は届かない。能力に人格まで合さって初めて聖女として認められる。聖女として覚醒した少女の聖女っぷりを崇める一冊。女主人公かつ不遇な境遇からの脱却という面からもわかるように、かなり女性向けに寄せた作品。あとがきを読むに作者さんの書きたいことを一杯に詰め込んで、それがうまく表現されている作品だったと思う。人間に絶対悪なんていない。悪側にも理屈があるという部分がしっかりしていて、少年向けにはあまりない読み応えがあった。こういうのもまた良し。 続きを読む…
ネタバレあり -
サキイカスルメ
7エミリーが大天使。聖女の力に目覚めない令嬢エミリーが、王太子から婚約破棄をされるところから始まるお話。読んでいくとバトル多めだったり濃いめ人たちが活躍していたりと面白かったです。お父様の暴走っぷりとかね。主人公エミリーが、可愛く優しく礼儀も完璧な百点満点美少女で好きですね。マルスは、思ったよりも執着強くて驚きました。勧善懲悪ではなく、悪役も人間として描かれていたのも印象的でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
といぴ/ふぉーく
6おすすめ度★★☆☆☆ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/10/24
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定価759円(本体690円+税)
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ISBN9784865547573