あらすじ紹介
「北海道開拓銀行を買収するわ」
2008年9月15日、リーマンショック勃発。
ある女性もまた時代の敗者となり――現代を舞台にした乙女ゲームの悪役令嬢・桂華院瑠奈に転生!?
時はバブル崩壊後の金融機関連鎖破綻前。
少し違う歴史を歩んだ世界で過ごす瑠奈は、大学進学に悩むメイドをきっかけに桂華グループの財政状況を知る。
このままでは破滅の一途を辿るばかり。
身内を救うべく執事の橘と向かった極東銀行で一条支店長を巻き込み、瑠奈は前世の知識を元にハイテク関連の投資を行う。
そうして得た莫大な利益で、これからの生活に安堵したのもつかの間――。
「助けてください。お嬢様」
北海道開拓銀行に勤める銀行員の土下座から訪れた日本経済最大の試練――不良債権による連鎖破綻の悪夢が襲いかかる。
「ならば、手は一つしかないわ」
報われないかつての『時代』の流れに抗うため、瑠奈が打つ起死回生の一手とは……!?
「小説家になろう」発、現代悪役令嬢日本再生譚!
みんなからのレビュー
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岡本
84Kindle。タイトルの通り、現代をモチーフにしたゲーム世界で悪役令嬢(華族)に転生した主人公が自身の破滅を回避する為。バブル崩壊寸前の日本を支え立て直していく物語。悪役令嬢を現代で成り立たせる為に財閥が残っていたりと有り得そうな現実改変があったりと近代史に明るい方にはオススメできる内容。リトルクイーン要する日本、そして世界がどうなっていくのか。次巻も楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
しまふくろう
31表紙が可愛くて購入。挿絵も良かった。 物語は現代が舞台の乙女ゲーム世界に転生した主人公が経済界を生き抜く話。乙女ゲーム要素は欠片もないタイトル詐欺作品で、どっちかというと過去に戻って現代知識で経済界無双する話。なので、バブルだの拓銀だのリーマンショックだのニュースで聞いた事がある事件や物件が出て来て面白い。本編が面白いのでタイトル詐欺も許せる気持ちになる、ちょっと珍しい作品。 話はどこまで進むのか、どういう結末になるのか続きが楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
28タイトル買い。なるほどこういう話なのね。現代を舞台にした乙女ゲーの悪役令嬢に転生し国を相手に悪役令嬢するといった話かな。ラノベなのに中身が結構ガチガチの経済中心の話でラノベぽく無いんだけども、そんな堅苦しさを感じさせない読み口だったと個人的には思ったり。色々と話も作りこまれているしここからどういう風に話が展開し、冒頭の話に繋がりそこからどうなるのか気になるわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
うっかり呑兵衛
26Web版未読……だったが、これを読んだ勢いそのままにWeb版を最新回まで既読。「令嬢」をプレイヤーとした「失われた20年」を覆す架空経済戦記ものという印象。元ネタが察せられると嬉しくなる。また、華族制度や財閥などが現代に生き残っている等のよく練られた設定の数々にもワクワクする。是非続いて欲しいシリーズ。 続きを読む…
ネタバレあり -
羊山羊
25ガチガチの経済小説と比べたら少し物足りないけど、ラノベ+ハイソサエティ+政経小説と考えたら割とお気に入り。主人公の桂華院瑠奈が、バブル崩壊からの日本の経済を立て直すために奮闘する転生モノ。日本のバブル~現代経済の道程を勉強する足掛かりとしてはちょうどいいのでは。仕方ない部分が多いとはいえ、主人公より周囲の大人の方がキャラ立ちしていたり(主人公は小学生なので当然。)、ディティールの甘さが話のスケールの大きさを弱めてしまっていたりするのはちょっと辛い。→ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/10/24
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784865547429