あらすじ紹介
セシリーの叱咤からリサへの態度が軟化したルークは、不承不承ながらもリサの灰被りの森での野草の採集を手伝うことにする。一方、セシリーたちの暮らす独立交易都市・ハウスマンでは、人外による凄惨な通り魔事件が発生。セシリーたち自衛騎士団の眼前に現れたその人外は、全身いたるところから剣や槍を生やした、あまりにも異形すぎるモノだった。騎士団が懸命に包囲するも人外はこれを易々と突破し、灰被りの森へと逃走を始めるのだが――!? 太刀筋閃き変幻する壮大なファンタジー叙事、第三弾!!
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みんなからのレビュー
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まりも
36第三弾。都市で事件が起きた中、セシリーはシーグフリードの護衛任務に就く事になる…な話。うーん、今回はちょっと落ちましたね。シーグフリードの手によってレイプ未遂に会い、女性としての弱さを痛感してしまったセシリーが再起した姿は良かったのですが、その後の展開がいつも通りすぎてちょっと残念でした。ルークの見せ場を作るのは良いけど、もう少し違う見せ方の方が盛り上がった気がしますね。まぁ、セシリーが少しずつ成長していってるのを感じれたのは良かったんですけど。とりあえず次巻の展開に期待することにします。 続きを読む…
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ノイス
9女性として、読者の自分は無意識に目をそらしていた、しかし物語の中に必ず起き得る展開。シーグフリードは、そうすることはどんな人格の女性にも大きな打撃となることを分かった上で未遂でやったのだろう。実に業腹な展開であり、それだけにその出来事からの復帰が手早すぎたのは少し気になる。結局自分の手ではなくルークが腰を上げたのも気にはなるが、それ以上にこういう問題はもっと重く扱ってもよかったのでは... というのは、ラノベにはきついか。 続きを読む…
ネタバレあり -
ラル
8ほんとに三浦先生の作品は巻を重ねるごとに好きになる。登場人物たちが好きになる。今回はセシリー苦悩の巻でした。救えなかった市民に後悔し、魔剣無しでの自分の無力さ、性別の壁、そして想いを寄せる人からの否定。前巻で好感度大幅UPしたものの、やはり理想的すぎる部分は否定できず、抱え込みすぎや…と俺も思ってしまった。でもその強情とも言える態度が、前巻はかっこいいに変わったけど、今巻は可愛さ…なんて軽い言葉ではなく…胸を突かれました。「せめてあなたにだけは…認めてほしかったんだよ」そりゃルークも言葉返せんやろ~!! 続きを読む…
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Mu@仔羊堂(文フリ東京39,け-19)
7ゲスい悪役の所為で傷つき折れたセシリーが痛々しかった。もちろん、そこで終わるわけがないのは分かっていたけれど胸にジーンと来たのはその時のアリアの態度。セシリーにそっと寄り添いながら、過度に励ますのでもなく甘やかすのでもなく、さりとてただ待っているわけではなく適切な言葉と必要なときにすっと差し出される手助けの、相手のことを想い遣る確かさ。なんて相手のことを分かっているんだろう。それはいわば信頼の証なのだ。ああ、これは自分のツボだな。そんな、けっして読者の期待を裏切らない展開が素敵だ! 続きを読む…
ネタバレあり -
KEI
7借り本。まずは何は無くとも熱い。そして、面白い。謎が小出しにされる上に、各キャラが毎巻毎巻少しでも前に進んでくれるので、飽きなく読める。セシリーかわいいよセシリー。 アニメ先行だったので、此処に来て話が大きく変わってきた印象。しかし、噛ませ犬であったシーグフリードは相変わらずだった。いい悪役。男装してもセシリーの武器は健在っとww 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2008/09
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784840124232