あらすじ紹介
母子家庭で育った十七歳の少年真壁静流は、事故で母を亡くし一人途方に暮れていた。そんな彼の元に父親と名乗る人物から「私の娘と三人で一緒に暮らさないか?」と提案され、一ヶ月だけ一緒に住むことに。そして数日後、静流を出迎えたのは、同じ高校に通う人気No.1と呼び声が高い美少女の蓮見紫苑だった!! 医者である父は家に帰ることが少ないため、静流は学園一の美少女との同棲という新しい生活を送ることになり……。大人気シリーズ『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』のスペシャルストーリーも収録!!
みんなからのレビュー
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よっち
47育ててくれた母を事故で亡くし、一人途方に暮れていた高校生・真壁静流。そんな彼に父親と名乗る人物から一緒に住むことを提案され、彼の娘と三人で住むことになる青春ラブコメディ。突如現れた弟との同居に戸惑いを隠せない異母姉紫苑、図書委員の彼を同類と感じアプローチする泪華、クールで曰くありげな雰囲気の奏多といった彼を振り回す個性的な先輩ヒロインたちの三者三様な距離感が絶妙で、自分が辛くても相手の想いをつい優先してしまう優しく不器用な静流と、彼女たちの関係がこれからどう変わってゆくのか、とても楽しみなシリーズですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
45母子家庭で母親を亡くした真壁静流の前に現れた、自分が父だという蓮見と名乗る男性。「私の娘と三人で暮らさないか」という提案を受け入れ、彼の家を訪れた静流を待っていたのは誰もが憧れる高校の先輩・蓮見紫苑で…。これは良質な恋愛物語です。図書室をメインの舞台に、どこか歪だけど優しい主人公の静流を中心として、積極的に迫る瀧浪泪華、不器用な蓮見紫苑、距離を置いて見守る壬生奏多という美少女たちが、三者三様の関わり方で彼を翻弄するラブコメ。この三名と静流が今後どういう関係を築いていくのか、続編をとても楽しみにしています。 続きを読む…
ネタバレあり -
佐治駿河
41まずは「佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet!」と世界観が同じで物語がつながっているとはおどろきでした。イラストレーターも同じなので割と受け入れやすい設定でしたね。特に巻末で弓月夫妻の様子が少しではあるが覗き見られたことはうれしかったですね。前から思っていましたがこの著者の九曜さんは中高生ターゲットのラノベよりも成人ターゲットであるメディアワークス文庫のようなレーベルの方が輝けるような気がします。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
37★★★★☆ 「佐伯さんと〜」の九曜先生と有名イラストレーターであるフライ先生がタッグを組んだ新作ラブコメ作品。結論から言うと今作は本当に自分に刺さった。発売日から少し経って読み始めたのだが、作者・イラストレーター共に有名な方の割にそこまで話題に挙がっていなかった印象なので少し心配していたが見事に杞憂に終わった。全体を通して受ける印象としては、2、3年前によく見たようなラブコメ作品である一方で悪い意味でのテンプレさを感じることはなく、むしろその既視感にどこか新鮮さすら感じてしまうほどだった。表紙やタイトル→ 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
35母子家庭で育った主人公・静流は事故で母を亡くし一人途方に暮れていたが、そんな彼の元に父親を名乗る人物が現れ、娘も一緒に三人で暮らさないかと提案され、とりあえず一月だけ住む事とになるのだが......な話。表裏の無いヒロイン、主人公と似たもの同士なヒロイン、色々と謎があるヒロインと様々なヒロインがおるが静流自身は自分の欠点の為にあんまり関係が進んでいかない感じだが果たしてどうなるのか楽しみだわ。 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/09/30
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定価737円(本体670円+税)
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ISBN9784047358683
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
さて。おしとやかで~とか言っておきながら、実は裏表の激しいのが泪華さん。図書委員をしていた真壁くんを気に入ると、毎日のように放課後の図書室で彼を誘惑しちゃうんだ。一方、紫苑さんはというと、なんと彼女、実は真壁くんの義理のお姉さんだったの! 突然同居することになった二人は当然はじめはギクシャクしてたんだけど、次第に打ち解けてるようになって……。真壁くんは毎朝お弁当を作ってもらったり、お風呂あがりでバスタオルを巻いただけの紫苑さんを目撃しちゃったり。同居家族の役得だよね。
けど、泪華さんが真壁くんに片思いしていること、真壁くんと紫苑さんが一緒に暮らしていることを、女の子同士がお互いに知ってしまったから大変! 真壁くんも紫苑さんの肩をもてば泪華さんに嫉妬されるし、泪華さんとデートをすれば紫苑さんに冷たい目で見られちゃうし……。美少女二人の間で板挟みにあっちゃって大変そうだけど、それはそれで幸せなんだろう…ね?
お母さんが亡くなり、それまで会ったこともないお父さんと同居することになった真壁静流くん。そんな彼が、血のつながらないお姉さんとして紹介されたのは、同じ高校に通う人気の先輩、蓮見紫苑さんでした。ふつうの男の子なら羨ましいと思う状況ですよね。でも、静流くんのラッキーはそれだけじゃないんです。なんと学校では美人の先輩、瀧浪泪華さんから告白されちゃうんですよ! これでもかってくらい、ラブコメな展開ですよね。
ところが静流くんは、泪華さんの告白を断り続けてしまうのです。それだけでなく、義理とはいえ家族である紫苑さんとも距離をとろうとします。なぜなら、自分は精神的な欠落を抱えているからだと……。
とても繊細な心をもつ主人公と二人のヒロインは、どんな結末を迎えるのでしょうか? 苦しくてもそれを周囲に見せず、自分より周りを優先してしまう主人公の優しさが切なくて、胸を締め付けられるお話でした。