あらすじ紹介
ティグルヴルムド=ヴォルンがこの世に生を受けるより少し昔――ずんぐりとした初老の男性が、中背だが細く引き締まった体躯を持つ黒髪の青年にまで若かった頃の物語。
酒、女、博打と放蕩三昧で知られていた青年貴族マスハス=ローダントは、その日、酒場で乱闘を繰り広げ牢に入れられていた。
そんな彼の前に現れたのは、冷徹な官僚貴族ボードワン。
彼が持ちかけてきた取り引きに乗って自由を得たマスハスは、美しくも朗らかなリリアーヌと出会い、自身どころか仲間の運命さえも賽の目に乗せ、彼女の身に迫る危険な陰謀に立ち向かうことになる。
魔弾の王の前日譚、まさかの登場!
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みんなからのレビュー
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しぇん
17まさかのマスハスの応答息子時代のお話。まぁ、こんな人だったんだろうな、と納得。しかし、マスハスで外伝やったという事はいくらでも外伝だせそうですが、需要はどうなんでしょうね? 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
15衝撃のマスハス過去編。本編での偽装時、『遊歴の騎士』なんて格好付けて名乗ってたけど、単なるチャラ男だった。まあ『放蕩の騎士』とは名乗れんわな(苦笑)。放蕩が過ぎて勘当寸前の貴族のボンボンが、ブリューヌ王家の暗部に関わることになり、活劇の果てに嫁を見つけてなんとか一人前になる話。時代劇風にしたことで、マスハスはともかくユーグやウルスまでちょっと剣豪にし過ぎじゃない?とは感じたな。相手が屑過ぎで、リリアーヌはともかくサラは死ぬんじゃないかとハラハラしたけど、なんとか大団円でホッとした。外伝としてはまあまあか。 続きを読む…
ネタバレあり -
みどり
10マスハスさんの若いころのお話。 まぁ、元ネタを知らないと面白さ半減なので、続かないとは 思うんだけど。 ただこの話で、ガスパールがずっとマスハスより年上で 悪人で出てきていたので???と思っていたけど、 最後には「なるほどね~」となった。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
9酒と女と博打に明け暮れていた放蕩貴族時代のマスハスが後に嫁となる少女、リリアーヌと出会い始まる外伝。―――ロクデナシでも守りたいものが出来た。ならば今、賽を振れ。若き日のろくでなしだったマスハスが将来の嫁と出会い、柄にもなく本気になり男として、騎士として一角の人物となっていくのを描く外伝であり、若さと後先考えぬ爽快さのある、意外さを持って楽しめるであろう外伝である。嫁を得て家族と作り、後の主君と出会い。彼へと続く道を駆けた若き日の雄姿、ファンの方は是非見てみてほしい。 うん、とても面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
KZ
3■「マスハスって誰だっけ?」……一応シリーズ読破しているが、『戦姫』は記憶曖昧故、最後まで誰だか思い出せなかった。そんなティグルの父親世代の若かりし頃の物語。 ■てか『戦姫』では嫁キャラ以外だと、ティグル庇って死んだ人と、負けて髪剃った人しか憶えていない……。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/09/25
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784086313841