千歳くんはラムネ瓶のなか 4
チームの新キャプテンとしてバスケに熱中する陽。それを微笑ましく見守る朔のもとに、野球部のエース、江崎が現れる。「朔……頼む、野球部に戻ってくれ」――これは、あの夏を終わらせ、もう一度始める物語。
裕夢
(著)
/
Raemz
(イラスト)
シリーズ:千歳くんはラムネ瓶のなか(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
あの夏の、忘れ物を拾いにいこう。
インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。
仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。
そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。
「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」
――あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。
これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。
あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。
みんなからのレビュー
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合縁奇縁
118この作品の今までの話の中で圧倒的に面白かったです。『熱よ、届け。』夏になり、女子バスケ部の新キャプテンになった陽と、去年の夏で止まったままの元野球部の朔が正面から向き合うシリーズ第4弾。楽しめる部活と本気で上を目指す部活。朔の過去の話に対する2人の描写はとても印象的に残ってます。一巻の賭けがここに繋がりそれを利用して話された朔の過去。野球を辞めた理由、それは朔が何でも出来てしまうから周りがついて来れなかったから。朔の過去の話を聞かされた陽が取った行動が格好良かった。弱音を吐いた朔に同情するでもなく、 続きを読む…
ネタバレあり -
海月
77相変わらずリア充っぽいけど努力してるのがよくわかる今作。スポコン回ですね☆ようやく千歳くんの過去が大分わかってきた感じ。コンスタントに読み続けても全く飽きることないし同じ主人公でもヒロインが毎度変わるからなのかとっても新鮮です。 続きを読む…
ネタバレあり -
如水
66一番熱い夏が始まった…様です。しかも『去年の夏を、ちゃんと終わらせる為に』。朔が何故野球を辞めたのか?を中心にヒロインは「陽」で話が進みます。いや~熱かった、本当に。まさしく『ハートに火を点けて』。読んでて思わず目頭熱くなっちゃったよ~が感想。朔の去年選んだ選択により今の仲間が居る。野球部にいれば多分今の仲間とは希薄だった、出会わなかった…かもしれない。そう考えると感慨深いモノですな~。しかし、作者、凄いな。しっかり1巻ずつヒロインを変え、かつ際立たせている😁もうリア充爆発しろ!と思わなくなって来た👍 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
61【電子書籍】敗退という結果に終わったバスケ部のインターハイ予選。新キャプテンとなった陽のもと勝利を目指し厳しい練習に励むメンバーだが、次第に陽との温度差が開き、部内に不協和音が響き始める。一方、野球部も甲子園予選に向けた日々を送っているが、ある日主軸選手が故障。その代打として、部を辞した朔に白羽の矢が立ち…。陽は理想の未来へ進むため、朔は置いてきた過去を終わらせ新たな一歩を踏み出すため、全力でもがく今回。時にぶつかり合い時に助け合い、同じ目標へ向かって熱くなる姿には胸打たれます。部活ものの醍醐味だなあ。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
50インハイ予選を終えた7月。チームの新キャプテンになった陽の姿はやけに眩しく心を揺さぶられる朔。そんなときかつて所属していた野球部のキャプテン江崎が朔の前に現れる第四弾。今回は前巻とは打って変わってキャプテンとして女子バスケ部を引っ張る陽の奮闘と焦燥、苦い過去にも繋がる朔と野球部の関係にスポットが当たる展開で、突出する才能ゆえに周囲とのギャップに苦しみながら諦めない陽と、自分で止めた時計をもう一度動かすために覚悟を決めた朔の奮闘には激しく心揺さぶられました。あんな姿見せられたらみんな惚れちゃいますよ(苦笑) 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/09/18
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定価803円(本体730円+税)
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ISBN9784094518665