エステルドバロニア
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エステルドバロニア

最強の魔物国家を統べるは人間の王! 非力な王の苦悩の物語が今始まる!!
百黒 雅 (著者) / sime (イラスト)
シリーズ:エステルドバロニア

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あらすじ紹介

VR戦略シミュレーション『アポカリスフェ』の頂点に君臨する男はある日、プレイ中に突如として激しい頭痛に襲われ、意識を失ってしまう。
ふと男が目を覚ますと、そこはゲーム内で作り上げてきた魔物国家エステルドバロニアの王城であり、自らの姿は人間でありながら魔物の王である"カロン"そのものだった。

このゲームに酷似した異世界で生きていくことを余儀なくされたカロン。彼は強力な魔物たちを従える立場にありながら、自身は非力なただの人間であるという事実に恐怖するが、気持ちを奮い立たせる間もなく国の緊急事態に対処することになり……!?

連載時からの大幅改稿に加え、書籍だけの特別短編『王の知らなかった彼女たち』を収録!

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 緊張感をスパイスに、ギャグと胸アツのハーモニーが奥深い……

    つむぎ
    つむぎ
    そこはやりこみにやりこんだVRシミュレーションゲームに類似した異世界。主人公は魔物国家"エステルドバロニア"に住むたったひとりの人間《カロン国王》として転生してしまいます。魔物たちによる反逆という恐怖と隣り合わせの国家運営。開幕から緊張感ある状況です……!

    そんなカロンさんが早速直面したのは、難民たちのための住居建設、食糧不足の解消など。こうした国家的問題はカロンさんがかつてゲームで経験してきた緊急クエストそのものでした。かつてのトッププレイヤーだった彼は、美人副官のルシュカさんら配下の魔物に、的確な指示を飛ばしていきます。その姿は国の大事に民を想い、指揮を執る賢き王。……実際のところ、カロンさんは反逆への恐怖で気が気でないのですが。でも当の魔物たちは「さすが我々の王!」と手放しで賞賛しています。そのすれ違いが、本作の見所の一つですね。

    そして、カロンさんがゲームの中で自ら生み出し、育成してきた魔物たちとの関係も注目ポイントの一つ。愛着はあれどゲームのシステム上、反乱発生の可能性はわずかにでも存在するのがこの世界の魔物。そんなカロンさんの葛藤をよそに、魔物たちは《弱き人間の王》のために尽くしてくれるんです。ゲームのシステムを超えた主従の絆を感じられますよ!
  • たった一人の人間が治める魔物国家の物語

    レオン
    レオン
    《バロニアの十七柱》っていう名前からしてカッコいい軍団は、カロン直属の魔物達なんだ。非力な国王と違って、一人一人の戦闘力はケタ違い。すごく頼れる部下達だけど、それがかえってカロンの不安を煽ることになってるみたいだね。魔物たち自身は「カロンに褒められたい!」「カロンのために働きたい!」って気持ちがあふれてて、怖いというよりむしろかわいいくらいなんだけどな。

    それに、エステルドバロニアでは「弱き王が強き民を救うならば、強き民は弱き者を救う」が魔物たちの間で法になっているんだ。年寄りや子供を大事にしようなんて、魔物らしからぬ考えが浸透している。

    もちろん、魔物にとっては、強さだけが絶対的な事も確か。国の中にはカロンに対して、忠誠度の低い魔物もいる。だけど、そういう不敬な輩には、バロニアの十七柱が黙っていない! 時には忠誠心のあまり暴走したり、普段は自由気ままな魔物たちが、主君に仇なす敵には一切の容赦をしないんだ。そのギャップがとってもクール! 最強魔物軍団を擁する魔物国家エステルドバロニアの繁栄が楽しみな小説だよ!

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • TERU

    VR戦略シミュレーション『アポカリスフェ』の頂点に君臨する男はある日、プレイ中に意識を失ってしまう。 男が目を覚ますと、そこはゲーム内で作り上げてきた魔物国家『エステルドバロニア』の王城であった。 『オーバロード』と非常に似ていると感じました。敢えて言うならオバロの主人公『アインズ』が人間のままだったらみたいな作品に感じました。 主人公は人間で個人の戦闘面では最弱なのですが、臣下たちが滅茶苦茶に強く有能。突然ゲームが現実になってしまい国ごと異世界に転移した事に困惑しながらも、王として振る舞い、 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 夜市よい

    ☆2 ◇評価が高かったので読んでみたが、キャラクターに魅力がないただの記号になっている ◇基本無双なので早くもマンネリ ◇Web版に比べて加筆は多く既読者にも新鮮味があった 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ぽち

    コミック版→WEB版→書籍版。コミック版の感想でいろいろ書いときながら結局いつも通りのルート。文章のほうが面白い。というか、キャラが出そろってからのほうが絶対面白い。ビジュアルも書籍版のほうが好みかな(若め)。魔物たちの設定全部カロン様一人でやったとしたら大したセンスだわ。カロン様のMMO駄目な理由にとても親近感(笑)。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 異世界転移もの。 そこそこ。戦略ゲーム題材は、キャラが多くて紹介シーンに時間がかかるのと、忠誠度の高い配下=太鼓持ちになりがちなのが気になりますね。主人公がかなり慎重になってますが、そこは理解できるので良かったかな。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 菊地

    たまに見掛けるオーバーロード系譜の作品。まだ1巻で、名前持ちキャラクターも多いからまだ誰がどういうキャラなのか分かっていないのに、やたらと視点チェンジされて「えーと、君誰だっけ?」ってなるシーンが多くてちょっと閉口した。1巻は主人公視点で世界観やキャラクター紹介に集中した方が良かったんじゃないかなぁ。2巻を読みたい気にはならなかった。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2019/09/30
  • 定価
    1320円(本体1200円+税)
  • ISBN
    9784047357280

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