あらすじ紹介
古今東西の偉人たちが転生し、暮らしている異世界――さくら小町。その一角に「おもいで食堂」と呼ばれる和食店があった。
板前の天宮勇士(あまみや・ゆうじ)は、この世界に転生してきた、平凡な青年。
ただの料理好きだった彼は、オーナーである《勝海舟》との奇妙な縁からこの食堂で働くことになり、現代ではなれなかった料理人としての人生を謳歌する。
味はもとより、料理で客の“おもいで”を刺激し、懐かしさを想起させる事もあって、店は徐々に知られていき、今ではすっかりさくら小町の隠れた名店となっていた。
気取らない、型にはまらない彼の料理を求めて、あるいは忘れてしまった何かを取り戻すきっかけを求めて、今日も様々な人が店を訪れる。
今や勇士とプライベートでも親しい《織田信長》に、常連である《清少納言》が抱える秘密。そして勇士の噂を聞きつけた旅の寿司職人《華屋与兵衛》が勝負を挑んできて……。
「異世界×偉人×グルメ」全部まとめて、いただきます!
食と偉人を巡るほっこりストーリー、ただいま開店!
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みんなからのレビュー
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ゆっくりさん
7初読みです。歴史上の人物がポップな感じで描かれています。異世界の和食食堂なので堅苦しい料理ではなく家庭的な料理が出てきます。トゲクリカニの塩ゆでは私も大好きで春になるのが待ち遠しく、じゃっぱ汁、華屋与兵衛との勝負の現代風江戸前ちらし。鰯定食とさんまの塩焼き、秋刀魚のエスカベッシュ、ホタテの梅しそパスタ、鶏むね肉の照り焼き、安藤百福の中華そばと謙信の鴨の焼き鳥と鴨鍋は本当に美味しそうでした。紫式部や清少納言から芥川や信長、勝海舟と年代を問わずに題材として使えるところが異世界っぽくて面白かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
KZ
2■古今東西の偉人が転生し、平和に暮らす異世界を舞台にした飯モノラノベ。 ■飯モノだけど食の印象は弱め。だけれども歴史ネタは面白かった。信長と謙信、清少納言と紫式部、大宰に檀一雄といった人物が登場(チョイスが絶妙)、史実と絡めたネタも多い。 ■一冊通したラノベらしいストーリーがあるか、あるいはライト文芸色を濃くするか。読んでて中途半端に感じたのがマイナス点。 続きを読む…
ネタバレあり -
天麻
2知っている偉人たちが登場。美味しそうなご飯。お腹がすきました。 続きを読む…
ネタバレあり -
みょろん
1面白かった。続きが出るといいなぁ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2019/03/05
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784040653778